月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

大切なことはのはなし

2022年05月02日 16時41分51秒 | ふうわりふわり(坊守日記)

今日は、祖父の末弟の7年目の祥月命日です。

7年前の春、Sおじさんの体調が悪いと聞いて、伯父と姉と一緒にお見舞いに行きました。

私たちが行くことを待っていてくださって、座敷に座っておられましたが、やはりしんどくなって、横になられました。

伯父が古い写真をたくさん持って行き、Sおじさんに見せたのですが、身体がしんどいのか、それどころではない様子でした。

そんなSおじさんに、私は無理を言ってお聖教に一筆ご法語を書いていただきました。

「ただ念仏して」

どんな場所にいようとも

どんな状況であろうとも

どんな姿になろうとも

どんな振る舞いをしてしまおうとも

阿弥陀さまは、

常に私をおさめていてくださる。

常に呼び通していてくださる。

お念仏は、阿弥陀さまのはたらきそのもの。

だから、いま

ただお念仏をよろこばせていただこう。

子どもの頃から大好きだったSおじさんの声を思い出しながら。 

なんまんだぶつ‥‥

なんまんだぶつ‥‥