
今日は幼なじみのK君の祥月命日です。
40年前、中学3年生の夏。
私はそれまで身近な人の死を経験したことがなかったので、幼なじみのK君が亡くなったことが尚更ショックで、悲しい日々を過ごしていました。
K君のお家は私の実家のお寺のご門徒さんで、お葬儀の後、京都の大谷本廟に分骨されるための小さなお骨壷が本堂にご安置されていました。
ある日の夕方のおつとめの後、母がK君の小さなお骨壷を両手で抱きながら、
「K君は仏さまになりんさったのよ。仏さまになりんさったのよ。そしてね、みんな、この姿になるんよ。」
と涙声で話してくれました。
子どもながらに、とてもとても尊いものに感じました。
40年‥
そう話してくれた母も、もう仏さまになってくださっています。
40年‥
おかげさまで、生かさせていただいています。
大事にしないと‥‥ね。
