月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

伝統之味

2011年04月09日 21時21分22秒 | 仏々相念(住職日記)

食べたくて・・・

 

4月13日より親鸞聖人750回大遠忌法要の団体参拝に出発します。

ご門徒さんも指折り数えて待たれたことです。

やっと組の方から出発に関する要項が送られてきましたので、急ぎご門徒さんにお配りさせていただいたことです。

 

不安だから聞いてくださいます。

どこから乗るんですか?何時ごろですか?席はあるんですか?・・・

いろんな質問を聞きながら思ったことです。

このご法要を通して「後生の一大事」を解決させていただきましょう!

自らの人生の不安を抱えながら、親鸞聖人にお尋ねさせていただきましょう!

もう数日です、「身体の調子を整えて温かいひと時をいただきましょう」って、ご案内を添えてお届けしたことです。

 

原チャリの帰り道、「そうだ!太鼓まん買って帰ろう!やってるかな~・・・」

お寺とは逆の街方面に向かいます。

無性に食べたくなるのです、この太鼓まん。

年々上がる金額に度々は買えないのですが、食べたくなるのです、粒あんいっぱいの太鼓まん。

でも、行ってみると閉ってたりしてなかなか食べられません。

でも今日は開いていました、「お~、やってるやん!」って独り言。

「おじさん、2つ下さ~い」

一人で留守番してくれている息子に、「太鼓まん、買ってきた!一緒に食べよう!」

コーヒー入れて、さあ食べよう!久しぶりだよね・・・

舌鼓ならぬ我が家の作法で太鼓まんを手に取りポンポン叩いていただいたことです。

「やっぱ、おいしいね~」

 

親鸞聖人がご往生なされ750年、先達が大切に大切に伝えて下さったお念仏の味。

人生のしんどさを抱えながら大切にお味わいさせていただきたいですね。

大丈夫、何もかも仕上がっているよ!

いっぱいの粒あんがこぼれ出るように、いっぱいの親心がこぼれ出てくださいます。

 

なんまんだ~ぶ・・・


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