月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

門徒式章のはなし

2010年02月01日 23時06分13秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
今日、ひょっこりとMご夫妻がお参りされて、
息子さんの門徒式章を求めたいとおっしゃるので
法衣店のカタログを一緒に見ました。

「なんと、お仏具もお袈裟もきれいですねえ」
と、うれしそうにご覧になられていました。

「これは地味かなあ」
「ご院さんみたいやねえ」
「ちょっと派手すぎかなあ」
「下り藤の御紋はやっぱり金がいいなあ」

あれこれとご夫婦で考え抜かれて素敵な門徒式章を選ばれました。
Mご夫妻はいつもきちんと門徒式章をかけてお参りされます。
仏さまのことをとても大事になされます。
これからは息子さんもそろって門徒式章をかけてお参りされるでしょう。
ありがたいお姿です。

「お母さんのももうくたくたになったけん、新調したらいいわい」
「私はいまのでいいのに」
「いや、記念にひとつ選んだらいいわい」
「そうかねえ、じゃあ・・・」

奥さまも素敵な門徒式章を選ばれました。
その横で優しそうに微笑まれるご主人。

ご家族で、ひとつ方向に向きを向けさせていただいて
仏さまにお参りをさせていただきながら
「また、ひとつとこで会える」ことを
たしかに心にいただかれるのでしょう。

わたしも、おなじとこでまたあわせていただきますよ。

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