月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

現実逃避のはなし

2022年08月23日 23時16分00秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
  
涼を求めて、というか

現実逃避で

四国カルスト、天狗高原に行ってきました。

ご院さんが提案してくれたのが午後になってから。

ありあわせでお弁当を作って、家事を済ませて、いざ1時間半のドライブ!!

天狗高原には暗くなる前に到着。

いつもの、お気に入りの場所に車を停めて

テーブルとベンチを出して、お弁当をいただきました。

天然クーラーの中で涼やかにディナーを!と思っていましたが

涼しいを通り越して

ひやい!

さむい!

キンキンに冷えたお茶など、到底無理!

ベンチに寝転がって星を見るつもりでしたが

長袖の上着もブランケットもない‥

寝袋を持ってくればよかった、と後悔。

しばらく車の中で暖を取り、とっぷりと暮れたのでもう一度ベンチに転がって極寒スターウオッチングを楽しみました。

それにしても、

ちっぽけだなあ、わたし。



40年のはなし

2022年08月22日 20時59分45秒 | ふうわりふわり(坊守日記)

今日は幼なじみのK君の祥月命日です。

40年前、中学3年生の夏。

私はそれまで身近な人の死を経験したことがなかったので、幼なじみのK君が亡くなったことが尚更ショックで、悲しい日々を過ごしていました。

K君のお家は私の実家のお寺のご門徒さんで、お葬儀の後、京都の大谷本廟に分骨されるための小さなお骨壷が本堂にご安置されていました。

ある日の夕方のおつとめの後、母がK君の小さなお骨壷を両手で抱きながら、

「K君は仏さまになりんさったのよ。仏さまになりんさったのよ。そしてね、みんな、この姿になるんよ。

と涙声で話してくれました。

子どもながらに、とてもとても尊いものに感じました。

40年‥

そう話してくれた母も、もう仏さまになってくださっています。

40年‥

おかげさまで、生かさせていただいています。

大事にしないと‥‥ね。




烏賊のはなし

2022年08月21日 22時22分00秒 | ふうわりふわり(坊守日記)

「たくさん釣れたのでお裾分け」

と、新鮮な烏賊をいただきました。

生の烏賊を扱うのは‥‥

おそらく30年ぶりです。

墨の袋を破いて真っ黒になったり、いろいろハプニングはありましたが、なんとかお料理することができました。

お刺身は甘くてとても美味しかったし、ゲソのお煮付けはぷるぷると柔らかでした。

大満足のお夕飯でした。

ありがとうございました。

ごちそうさまでした。