けん爺さんのつぶやき

日々の出来事を徒然に。

もう7年

2018-03-12 14:56:10 | 日記
昨日はどこのテレビ局も東日本大震災特集を組んで放送しとった。
もう7年経ったんじゃね? じゃがまだその爪痕は大きく残っているね?

あの日ワシら夫婦は義妹と一緒にマツダスタジアムでカ-プのオ-プン戦を楽しんでいた。
帰宅するまで、東日本大震災のニュ-スはまったく知らんかった。
球場内の放送でも、その事については一切触れず、オ-プン戦を楽しんだ。

ちょうど帰宅した頃に内装屋さんから電話があり、大災害について初めて知った。
『まぁ知らんの!? テレビを見てみんさい。大変なことになっとるけぇ』
テレビをつけると大津波が田や畑を飲み込んで行く様が報じられていて、
もう目がテレビ画面に釘付けで、棒立ちになったのを覚えている。

その何年か前の夜、外出先から帰宅した時に見たテレビの映像に
「これ映画か何か?」と女房殿に訊いた時と同じで
呆然と突っ立って、しばらく瞬きもせず画面を見つめていた時と一緒じゃ。
その映像はNYのワ-ルドトレ-ドセンタ-ビルに旅客機が突入する映像じゃった。

どちらも一瞬にして多くの命が奪われた事件であり、災害じゃった。
愛する人を失うた人の、悲しみも、苦しみも、われわれの想像を遥かに超えた
ものであろう。そして何年も経った今も癒されてない。

東日本大震災の場合、原発の爆発による放射能汚染で未だ立ち入る事の出来ん地域が
広範囲にあるとの事じゃし、帰還が叶うた地区でも農業、漁業者は
特にその風評被害による販売不振で、お先真っ暗の状態じゃ。

安倍総理が訪れてそんな農産物や海産物を口にしても、その時だけで
三度の食事に、それが用意されたら口にせんじゃろう。

愛着心を涙を呑んで捨て、気丈にも新天地に向けて飛び立つ人、
愛する人が眠る土地を離れる訳にゃいかんと、その地に戻り、
復興を夢見て日がな努力を続けておられる人、
身も心も疲れ果て、どうして良いか途方に暮れる人、さまざまな人生がそこにある。

どなたも、諦めず、生きて下さい。
コメント
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