けん爺さんのつぶやき

日々の出来事を徒然に。

旅-5

2018-09-21 01:54:32 | 旅行
その日はAさんの車で、ちょうど万博が開催されてたと記憶するバンク-バ-を案内され、
スタンレ-パ-クなどにも行き、その夜はAさんが手配してくれたホテルに泊まった。
夕食はAさんとご一緒させて貰いながら、Aさんはその時の日本の情報を訊いてこられた。
Aさんは日本の所得水準が上がっているのなら日本へ帰りたいと考えているようじゃった。

でもその時の日本の所得水準を話すと、まだまだ日本へは帰れないと嘆いておられた。
われわれ若い者が、こうやって海外に旅行に出かけるようになったのを見て
日本の所得水準も生活水準も、かなり上がってきたのでは? 
と感じておられたようじゃが、その時のカナダと比較すると、まだまだのようじゃった。

ワシはその頃カナダにはそれほど興味はなく、とにかくアメリカに入りたかった。
ガイドブックから得た情報で計画した旅程にはアメリカしかなかった。

翌日にはアメリカに入国するため、前日途方にくれたバンク-バ-空港に向かうた。
Aさんに教えていただいたバスに乗って空港まで行ったものと思う(記憶が曖昧?)。

バンク-バ-⇒サンフランシスコの航空券を購入して飛行機に乗り込んだ。
サンフランシスコに近づいて、機内で入国カ-ドをスチュワ-デスが配って回った。
この記帳が最初の難関じゃった。 すべて英語で書いてあるじゃんか!

日本からカナダに入る時も、機内で入国カ-ドが配られたが
この時は英語と日本語で表記してあるんで別に問題はなかった。
分からんところはスチュワ-デスに訊いたら教えてくれた。

じゃが、カナダからアメリカに入国するカ-ドには日本語表記はない、すべて英語じゃ。
それでも何とか分かるところは記入したが、adressの表記が3つもある。
○○adress to○△adressそして○□adress・・・ど-ゆ-事?
ワシとしては住所ゆ-たら日本の住所しか無いわけで、
何で3つも何とか住所があるのか理解できんかった。

そこでスチュワ-デスを呼んで、「ここ分からんけぇ、あんた書いてよ」
と中学生程度の英単語を並べお願いしたが、
「なに言うとるん、ここはあんたでないと書けんじゃん」 
と言われたんじゃと思う、突き返された。

今でこそ日本の住所とカナダでの住所(ホテルの)とアメリカで宿泊予定のホテルの住所
と分かるけど、その時は分かるハズもない。
ましてやアメリカでのホテルも予約しとらんので、書けるハズもない。

サンフランシスコの入国審査をどうすり抜けたのか覚えてないが
それでも何とか入国審査をパス、晴れて憧れのアメリカに入国する事ができた。
コメント
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