焼肉

夕方、突然中学校の同級生から電話が入り、焼肉へ行くことになった。
以前から彼の友人で隣町の祭り大好き人間がワシに会いたいと言うとるらしいと
聞いとったんで、そんな祭り好きならワシも是非会いたいと返事をしておった。

昼過ぎに最初に電話があった時は、
『秋祭りが終わったら一席設けると言うとったが、相手の奥さんの体調が悪く、
　もっと先になりそうじゃ』との事じゃったのに、夕方、再度、電話してきた時には
『ゴメン、本人に会うたら、今夜行こうと言うのよ』と内容が変わった。
しかも行く店も先方が指定してきたという。
その店はウチの近所でよく行く利用する店なんで、すぐ快諾した。

その人はワシより３つ年上の人で、１度ワシらのライブに来てくれた事があるんじゃそうな。
ワシは覚えとらんかったが、すぐに意気投合して祭り談義が始まった。

Mさんと名乗るその人は隣町の秋祭りで、もう長い間、俵みこしの木遣り音頭を歌うとってらしい。
ワシも多少の木遣り音頭の心得はあったんで話がはずんだ。
２次会で行ったスナックでMさんの木遣り音頭を聴かせて貰うたが、
すぐ隣町じゃのに、ワシらの町に伝わる木遣り音頭とはかなり違う。

Mさんは焼肉もよく食べたが、締めのラ-メンもしっかり食べ、元気がええ。
いつまでも、しっかり美味しく食べられる、健康な証拠じゃ。
このMさんとは長い付き合いが出来そうじゃ。
そんなMさんに会わせてくれた同級生のF君にも感謝、感謝。