夕方、ウォーキング中にラインが入っとった。
見たら、知り合いの女性からで
『電話したいけど、何時頃が都合がいいですか?』
夕飯が終わる頃の時間をラインで告げると
キッチリその時間にかかってきた。
以前、娘さんに紹介した知り合いの息子さんと
いったん付き合いが途切れたかの報告を受けてたのに
それが、どうやら再燃して、
相手の両親が近々、広島にやってくるとか。
お父さんにはワシが若い頃、起業した時に
大変、お世話になり、ずっと年賀状の付き合いはあった。
お父さんは退職されて地元の福岡で生活されてたが
2度の脳梗塞で半身不随になり、リハビリ中じゃ。
お歳暮のお礼など自分で描いた水彩画の
絵葉書をいつも送って貰うとったのに
以来、それはなく、奥さんが代筆して
寄こした礼状に
『長男がまだ独身で心を痛めてます』
と書いてあったのを見て
その頃、ちょうど知り合いの女性の
娘さんもまだ独身じゃと聞いたんで
『こんな女性がいますよ』と返事した。
それがきっかけで会うことになった。
向こうの両親が広島にやってくるんなら、
そこまでお付き合いが温まったとゆーこと。
「それはエカッタ!」と伝えたら
言いにくそうに、ワシも同席して欲しいとの事。
その女性は夫に先立たれ、母親一人なんで
心細いのかもしれん、と思うたが
相手のお父さんが元気な状態なら
ワシも喜んで了承するところじゃが、
相手のお父さんは現役時代、元気な人で
わしと元気さを競うくらいの仲じゃっただけに、
今、半身不随で、話したいことの半分も言えん
そんな状態で、ワシと会いたいじゃろうか?
その懸念を女性に告げると
『先方に訊いてみます』
快諾してくれたならワシも安心して会える。
この出会いが実を結んでくれるなら
こんなに喜ばしいことはない。