26日の金曜日から今日にかけて
江戸詣うでをしてきた。
ビジネスでもない、観光でもない
旧知の人との出会いが目的の旅じゃった。
本当は、もう一人
ワシの小学校6年生の時の
担任の先生とも会う予定じゃったが
体調不良とのことで断念した。
それにしても今回は世間的には
『成功者』と言われる人たちばかりじゃった。
広島の田舎のジジイが何で江戸に
そんな成功者を知っとるんじゃ?
と言われそうじゃが、それぞれ理由がある。
そもそもこの度の江戸詣うでの旅は
2~3年前から専門商社の営業マンが
『ウチの〇〇さんも定年になるんで
彼が横浜の支店長でおる今、遊びにおいで』
と何度も誘うてくれたのがきっかけじゃ。
その東証一部上場の専門商社の営業マンたちとは
彼らが広島にある中国支社に勤務しとる時に
仕事で知り合い、人間関係ができた。
その会社から5人、今回の食事会に来てくれたけど
全員もう偉くなって、関連会社の社長2名
その商社の支店長や部長クラスで、
全員、東京や横浜に単身赴任中じゃ。
彼らとは横浜の中華街で食事をして
旧交を温めたが、まるで大学生のコンパみたいで
コロナが収まっているとはいえ
あんな大声で店や通りで喋ってると
ひんしゅくを買いそうな雰囲気じゃった。
金曜日の夜(26日)は東京で弁護士事務所を
開業しとる従妹と食事をした。
彼女は親戚中を見渡しても一番の出来で、
母親も彼女のところに身を寄せ、
彼女を頼りにするのは致し方ない事かも?
ちょっと彼女が可哀そうな気もした。
そして今日の昼に渋谷の焼き肉店で
ランチした相手は、元官僚で
現在は大手企業の監査役をしとる人物じゃ。
彼は転校生で、中学1年2年と
わが母校に転校してきたのがきっかけで
以来、ずっと殆んど手紙だけの付き合いをしとる。
彼は学業優秀で、学年一の成績じゃった。
彼とは同じクラスになった事はないのに
YMCAに一緒に通っていたんで接点があった。
何故か気が合うて、彼が中学3年生の時に
大阪へ転校して行ってからも文通を続けた。
彼は京大を出て運輸省に入り
アメリカ留学したり、外務省へ出向し
大使館勤務したりと、およそワシには縁のない
人生を歩んでいたが、文通は続いた。
彼がノルウェーの大使館勤務の時
奥さんが急死し、帰国。
運輸省(現国交省)に戻って、国内勤務となった。
彼は有力政治家とも付き合いのある実力者じゃけど
ワシみたいな底辺人間とも付き合いをしてくれる。
彼とハチ公前で待ち合わせし、
中学生時代の懐かしい話に花を咲かせた。
世間から見たら『成功者』と言われる
人ばかりじゃが、彼らにもつらい点があること
今回の再会で聴くことが出来、
人生、おしなべたら、そう大差ないかな?
そう思えた江戸詣うでじゃった。
彼らに感謝