高校の時の友人が先日電話してきた。
あるアマチュアバンドについて
知っとるかどうか訊いてきた。
幸い、よー知っとるバンドじゃったんで、
その話をした中で、彼も最近
あるグループに入ってギターを弾いていて、
その発表会が14日にある
とゆー事を話の流れで聞き、
行く気もないのにメモをしとった。
そのメモが今日どーゆー訳か
ハラリとどこからか落ちて、目に留まった。
行く気もなかったのに、
何故か車を走らせ、
オープニングには間に合わんかったが、
演奏を聴けた。
会場に入るなり、場違いなところに
来た感じがしたんで、帰ろうとしたら、
受付の人がお茶とプログラムを
渡してくれたんで、席に座った。
彼は高校の時、クラシックギターが上手で、
ステージで独奏しとるのを見た事があり、
同じギターでも凄い技術じゃのぉ、
と感心したのを思い出す。
彼ひとりで独演会を開けるほどじゃのに、
20人くらいのグループの一人として
伴奏しとるのを見て、
もったいない、と思うたが、
彼は、今の自分には居心地が
エエんじゃというのよ。
楽しそうに話をしてくれる彼を見て、
そうなんかも知れん、
と妙に納得した次第なり。