さっき風呂上がりにTVつけたら
10分くらいの番組で
渥美半島で床屋さんを営む人の
過去を紹介する番組をやっとった。
高校を中退、床屋を営業する
両親に勧められて理容学校に
しぶしぶ通う毎日。
いやいやなんで授業も身に入らず、
先生から『何しに来てんだ!』
と叱られる毎日。
親元を離れたくて
京都の理容店に就職するが、
床に落ちた髪の掃除と
タオル洗濯の毎日に嫌気をさし、
半年で店を辞め、
その後、数店を渡り歩いた。
23歳の時に働いた店で
初めてカットをさせて貰い、
自分の客がついた時の喜び、
必要とされる自分がそこにあり、
自然とお客さんに
頭を下げる自分を発見。
あれだけ嫌うた家業の床屋を、
父親の腰痛で引き継ぎ、
今に至るらしいが、
ワシの過去も同じようなもんじゃ、
と振り返った。