ライン２

もう一人今年になってラインで電話してきた輩がおる。

彼は同い年じゃけど、７年位前まで付き合いはなかった。

彼の奥さんとは結婚前から付き合いがあり、

彼らの結婚式にも招待され、その時、彼と初めて会うた。

それから彼が定年退職するまで、奥さんと年賀状の

やりとりをする程度の付き合いだけじゃった。

彼が定年退職した後、おやじバンドを始めたと

奥さんからの年賀状で知り、

そこから彼との付き合いが始まった。

今では奥さんより彼との付き合いの方が太い。

その彼に、ラインを薦めたけど

メールはあまり得意としとらんのか

なかなか開始せんので、ワシも諦めとったら、

年始のあいさつの電話をかけてきて

『最近はバンドのメンバーとラインでやりとりしとる』

そう言うんで、ラインで繋ぎメールを送るが

何日経っても返事が来ない。

そこで何度かラインで『返事がないぞ』と送ると

今日、また電話がかかって来て

『ラインを始めたと言うても、ラインの電話で

メールはまだ練習中なんで待ってよ』と言う。

少しずつ慣れて貰うしかないねぇ。

ライン

年末から年始の休みの間に

ふだんラインでやりとりした事のない

二人の女性と密なラインのやりとりがあった。

こっちから連絡したんじゃなく

二人とも向こうから連絡が入った。

一人は今までラインで繋がってなかった人じゃ。

彼女は高速を走って1時間半くらい離れた町に

一人暮らしのようじゃ。

たしかお母さんと二人で暮らしていると

思うとったが、お母さんは亡くなられたらしい。

年末は『久しぶり～！』的なラインの内容じゃったが、

昨日は『今度会えたら、まっすぐ歩んで来れなかった

私の話を聞いていただけますか？』との内容じゃ。

彼女が離婚したのも知っとるけど

たぶん寂しいんじゃと思う。

もう一人は一昨年までウチの事務所があった

ビルの住人で、これも一人住まいの女性じゃ。

見た目はパッキンで元ヤンに見えるけど

人懐こい性格で、そこに事務所があった時から

よう話しかけてきた娘じゃ。

彼氏がおるのも知っとるんじゃけど

たまに、甘えた声で電話してくる。

この度は自分の事じゃなく

ワシも親しくしとったお婆ちゃんの事じゃ。

そのお婆ちゃんは膝が悪いみたいで

以前、大きな買い物袋を持っているのを見かけ

何度か荷物を部屋まで持って行ってあげた事がある。

そのお婆ちゃんが困っているので

助けてあげて欲しいとの内容じゃ。

年末に、彼女とそのお婆ちゃんの部屋に行き

久し振りに話を聞いてあげた。

それから彼女とラインの交換が始まった。

年末から年始にかけてお互いの履歴を交換したり

彼女からお褒めの言葉を何度もいただいた。

ラインは無料で利用させていただき

重宝しとります。感謝！

餅つき

今日は鏡開きで、わが家ではぜんざいにして食べた。

あと少し残っておるが、あれで正月用の餅は終わりじゃ。

ワシらが子供の頃には家でおやじとおふくろで

朝早ようから支度して正月前に餅をついとった。

庭に釜を用意し、蒸篭で何段ももち米を蒸して

なん臼もおやじ一人でついとった。

ワシも子供たちに餅つきを見せようと

子供が小さい頃、１度わが家で餅をついた事がある。

庭にコンクリートの桝でクドを作り

羽付き釜に湯を沸かし、その上に

蒸篭に入れたもち米を３段くらい重ね

蒸しあがった下から石臼に入れて杵でつく。

当然つくのはワシ一人なんで3臼もついたらクタクタよ。

おやじはたぶん10臼くらいついとったと思うんで

負けちゃあおれんと頑張ったが5臼がせいぜいじゃった。

今、蒸篭も杵も処分してしもうて無いけど

孫たちに家で餅つきを見せてやりたい。

今度はワシの他に息子、婿と

３人もつき手がおる。

今年の年末に計画しとこうかのぉ？

豪雪地帯

ニュースで豪雪地帯の映像が流れてくる。

ワシらが住んどる広島沿岸部からは

想像も出来んほどの積雪量じゃ。

『今日これで４回目の除雪です』

とご老人が汗を流しておられる。

こんな状態なんで、自衛隊とかの

派遣要請とかされとるようじゃけど、

今、コロナ禍で全国の自治体にある

外部施設（公民館や文化ホール老人の家など）

は休館となっておるんなら、

そこの職員をこういった積雪地域に

派遣して、雪かきを応援しろ！　と言いたい。

『休館でもする事はある』

と言い訳するかもしれんが

開館しとる時に比べたら

仕事量は激減しとるハズじゃ。

この余った力を、疲弊しとる地域に当たるのは

先ず公務員が率先して行くべきとワシは思う。

他にもワシらのような高齢者もおるが、

やっぱり若い力を必要とする作業じゃ。

元気な公務員が率先して行くべきと

心得るが如何？

一緒に歌おう！

さきほどNHKの深夜放送で『18祭』という番組があった。

ワシはギターの練習しながらBGM的に見とっただけじゃけど

次第に番組に見入ってしもうた。

そしてそのうち涙を流しながら見とる自分に気づいた。

最初からじっくり見てなかったんで

内容はよう分からんかったけど

３人編成のバンドが18歳になる若者たちと

一緒に歌をうたうイベントじゃったけど

18歳になる若者たちも一体となって

歌う姿に心を打たれた。

あぁ、ワシも同じ時代背景を生きてきた

同世代の人たちと、こうやって一緒に

歌えたらエエと感動したのよ。

おやじバンドを率いてもう20年近くになる。

今まではライブハウスでワシらが歌うだけじゃったけど

次から1曲でもエエ、みんなと一緒に歌い踊って

楽しい時間が過ごせたらと思うた。

今はコロナで活動を休止中じゃけど

慰問演奏なんかにも、今まで以上に

力を入れて、皆さんに楽しんで貰える

そんな空間を持ちたいと感じた。