今日も凪ですな。昨日の悲劇が頭から離れず、出撃は今のところなし。週末も凪に恵まれればいいですね。まぁ、そんなんでヒラメの釣果に恵まれない方のために、おいらのヒラメ狙い時の考え方を述べちゃいます。
まずは、キャストした後どこ見てますかね?。たいていの人は、ルアー着水後、そのルアーを目で追うか、穂先辺りを見てるのかな。
オイラは波打ち際までルアーが来たとき意外はまず、見ない追わない。たまにラインを見てるけど、視線の八割方は周囲の海の状況を見てる。だって、ヒラメの当たりは強烈だから勝手に体が反応してアワセ入れるもんね。
それより、周りを観察しながら今責めてるポイントが本当にいいのか、常に疑ってかかってる。
例えば、目のやりどころとしては、波の泡の動きや、ゴミ漂流物の動き。これを見てれば潮の流れる方向が分かる。そして、流れがぶつかっていく方面の浅場を探す。潮の流れは、浅い場所や障害物にぶつかる時上昇流を起こす。その巻き上がる流れは、当然エサも巻き上げるから魚が集まる理屈。
後は砂浜の砂粒の大きさも観察している。砂浜がやわらかい箇所はその時点で砂が移動しているから、波打ち際にわずかな濁りを作る。これをヒラメは嫌う気がする。
一方、周辺より砂が硬く砂粒が大きいところは波の大きさが安定している箇所だからヒラメが捕食しやすい場所となる。こんなところは魚道11MDでたいてい出る。
その参は、いま自分の攻めてる箇所より波打ち際のえぐれの大きそうな場所を、波が引いたタイミングで見て探してる。 波打ち際のアゴの部分が、深くて切り立った感じの場所は大型が張り付いてることが多いんだよね。(9月に61cm出したのもこんな場所)
その四は、水の色の見え方かな。周囲より茶色ぽく見える場所は浅いところ。あと、白波が立つところも当然浅い。水色が濃く見えるところは深い箇所。これらの境目の部分を攻めるね。
釣りをしながらこれらが分からない時や、結果が出ないときは、一旦出来るだけ高いところに上がってこれらをチェックし直すのもあり。
あとねぇ。「ヒラメに時合いは無い」。がオイラの持論なんだけど、この考え方で釣る近道ね。
簡単に言うと「魚にルアーを合わせるんじゃなく、水深にルアーを合わせる」これ、キモね。
オイラのオーソドックスなルアーの組み立てはアイマ魚道11MDとサスケ裂波120。レンジ表はアイマのホームページにあるから見てね。http://www.ima-ams.co.jp/range/range_2011.pdf
でも、実釣時のレンジは波の影響なんかがあって、裂波で平均50cm。魚道11MDで平均100cm位と考えている。
このレンジを踏まえて、大抵の場合ヒラメはボトムに張り付いて捕食のタイミングを計っているから、頭上を60cm以内をルアーが通過すれば食い気が無くても食いつく。と 思ってる。
出来るだけ魚の近くを通す努力が大切で、そのために波のタイミングを計ってキャストするのは当然だね。実釣時には、グーゥッと波が引いていくタイミングで居るなと思ったポイントを通過したのに出ない時は、1投で見切ることもしばしば。
これを実釣に当てはめると、裂波ならヒラメの射程距離60cm+潜行深度50cmを足した110cm以内の水深箇所ならヒット率が上がると考えるわけ。同様に11MDなら160cm位迄がヒラメを狙う最適な水深になる。
この理想の水深を潮汐表を見るか、または実際の海を見て探し当てれば日中でも確立が上がる寸法なのだ。(分かりにくいかな)
これより深い場所をどう攻略するか!これが難しい。ヘービーシンキングはやっぱ動きが落ちるしバイブも良く使うけどやっぱ確立落ちるよね。攻めきれないから使うしかないけどね。
ルアーの色については基本的にナチュラル系のイワシカラー辺りならまず釣れます。これでダメならその対極の派手な色でチャレンジ。他の星の数ほどあるルアーも、ヒラメからルアーまでの距離(レンジ)を考えてチョイスするのが俺流。
まぁ、いろいろ書いては見たものの、浅いところ狙ったほうが簡単に効率よく釣れちゃうんだけどね。俺様は、はっきり言って浅場ばっかです。(爆)