児童生徒 学級 学年 学校の取り扱い説明書

教育のことや子育て 不登校問題への対応等について、考えてみます。

新入生へのガイダンス

2024-06-13 10:45:35 | 学校での活動について
近々に7月の活動についてアップする予定ですとしていましたが、7月にはまだ間がありますので、別の内容をアップしたいと思います。

先日、高校への新入学生で、初めてのテストを経験した生徒たちに以下のようなお話をする機会がありましたので、その内容をアップしてみたいと思います。高校生、中学生でも生徒にお話をするときに参照できる部分があるのではないかと思いますので、よろしかったら参照していただいてご活用ください。内容は以下のとおりです。

入学後初めてのテストでしたが結果はいかがだったでしょうか。良い結果で自信と安心を得た人も多いでしょう。また、それなりの成果で、一応の安心を得た人も多くいることと思います。さらに、思うような結果を得ることができなくて、先のことが心配になったり、不安になったりしている人もいるかもしれません。結構レベルの高い本校に入学したことを後悔している人もいるかもしれませんね。

結果がどうであっても、精神的には、落ち着いて受け止めましょう。良くても慢心しないようにします。慢心が強いと自信過剰になり、学習しないようになって、すぐに成績が降下します。
悪かった時も必要以上に落胆しないようにしましょう。とりあえずは冷静に落ち着いて状態を見ましょう。
そうです。落ち着いていること、安定していることがとても大切です。
心を落ち着けて情緒の安定の中で、よく考えてみることが必要です。どうしてこうなったか、(原因)、どうすればよいと思われるか(対応策)を考えてみましょう。
これを意識的にきちんとやることが必要です。今回は最初ですから、ここできちんと考えて行動につなげていけば、十分に挽回することができます。
落ち着いて冷静にきちんと意識的に考えることですね。この意識的にというのが大切です。

これからは、何でも自分で意識的に考えて行動する時期になってきたのですからね。
意識して生活すると、いろいろなことがわかってきます。そして対応がしやすくなります。
この継続を行うと、「自己肯定感」がだんだんに高まってきます。自己肯定感は自分に対する自信の元ですね。自分はやれる、やっていける、価値のある人間だ、存在することが必要な人間だと思えることが自己肯定感ですね。
自己肯定感を少しずつでも育てましょうね。何にでも前向きに取り組んで、うまくいったこと、やれたことを増やしましょう。その積み重ねが自信につながりますよ。そして生活がしやすくなりますよ。

別の言い方ですが、毎日を意識的にチャレンジの生活を行って、その中で「自己統制力」をつけましょうね。自己統制力はセルフコントロールの力です。セルフコントロールの力がつけば、自分でスケジュールを立てて、自分の力でそれを実行していけるのですから、これは「鬼に金棒」ですね。思うような生活ができるようなことになります。とはいえ、落ち込むこともあるのが通常ですから、必要以上にはこだわらないことも大切ですね。すこしずつでいいと思います。

話を別のことに向けますね。
皆さんは一生の中では、いわゆる「青年期」の年代ですね。特に高校生の年代から二十歳前までは青年期の中期で、青年としての特性が一番出やすいときです。
その特性は、文豪のゲーテの言葉を借りれば、「疾風怒濤」の時代ですね。嵐と大波の時代です。すごくどこまでも伸びることができますが、その代わりに落ち込むことも多いです。変化の多い時期ということですね。
この時期をうまく乗り越えて大人になっていきます。

青年期には、青年として乗り越えなけらばならない課題、いわゆる「発達課題」が次々に現れます。課題の出現とその克服が基本的な状態なのです。でも大丈夫ですよ。皆さんには有り余るほどの体力と、どこまでも伸びることができる知的能力が備わっています。これらを上手に活用していけば課題も乗り越えられます。
これらのことを頭において意識的に生活していくことが必要なのですね。覚えておきましょうね。

ここまで記してきて、このまま続けるとすごく長い文になってしまうと思われますので、見ていただく負担もあると思いますので、今回はここまでにしておきたいと思います。また続けますのでよろしくお願いします。コメント感想等もいただければ嬉しく思います。では、また









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