児童生徒 学級 学年 学校の取り扱い説明書

教育のことや子育て 不登校問題への対応等について、考えてみます。

関係の方へ 2

2017-06-25 21:08:10 | 教育相談
今日は以下のものをアップします。

前回と同様に別のブログに、過去にアップしたものです。
今回の内容は、先生方が学校の中で、あるいは校外の関係者とどのように協力するか、連携するか等について触れています。

今日では、教育は、チームで行うような状態になっていると思います。
チームでの教育ということですね。そんな視点を見てみてください。



概要について触れてみたいと思います。

 学校の先生やこれから先生になる予定の人、等にはもしかしたら参考になるかもしれません。よろしくお願いします。

 今回は、教育活動における、学校内における協力や連携を進めることの大切さや、校外との協力連携、教育相談の進め方等について考えます。


 学校における教育の意義や目標は、文化の伝達や、その営みを通じて、児童生徒、以下は子どもとしますが、それぞれの人間性を開発し育てることにあると考えられます。

 以上のことを実現するため、各学校は、地域の特性や子どもの実態に合わせて、それぞれの学校の教育目標を設定します。

 教育目標が設定されても、それが、どのような人の活動やどのような過程を通じて実現されるかは明らかになりません。

 そこで、具体的に 何をどのように学習させるか、どのような経験を持たせるかを検討して具体化し、子どもの発達状況に合わせて各年次に並べ編制します。これが教育課程です。
 入学に関する準備から入学、そして卒業まで、合理的に合目的的に並べられたものが教育課程です。
 この活動への関係者は、教育課程の実現のために組織化されて学校の運営組織となります。

 こうして考えてみると、教育の活動は、本質的に、はじめから協力や連携が必要であると考えられます。むしろ、役割分担に基づく協力体制が不十分であると、教育の活動はうまくいかない可能性が高いといえるでしょう。

 さて、視点を転換しますが、今日の学校は、社会の変化や高度化の影響を受けて、まったく多くの課題や問題を内包しています。
 不登校やいじめの問題、子どもの情緒の不安定、意欲の低下傾向、社会生活能力の低下傾向等、多くの問題が存在しているのが現実と思われます。

 学校生活の中で多くの時間を使っている教科学習に加えて、子どもの心の状態の安定を図り、各種の問題・課題の軽減や解決を目指す教育相談の活動も一層の充実が求められています。
 
 課題や問題への対応を図る教育相談の活動こそ、校内外の連携や協力が必要な活動であると思われます。

 教育相談でも、あるいは教科の活動でもそうだと思いますが、課題の解決や軽減のためには、子どもの特性、問題の背景の理解がとても大切なことになると思います。
 子どもに対して、一方的に𠮟責やお説教をしても、それはなかなか思うような結果を得ることができないかと思われます。そのような支援や指導で行動変容が起こる場合は、もともとそれほど根深くない問題であるか、子どもの心の状態がそれほど悪くない場合かと思われます。

 今日、教育現場の関係の皆さんが困っておられることは、従来的な指導の方法で効果が出にくい事例が増えていることであると思われます。

 学校の現状は、関係者が、ますますチーム的につながり、各子どもの理解に基づきながら導き出された、一定の方針や具体化された手立てを、連携・協力的に実施していかないと成果を得られないような状態にまでなっていると思われます。

 連携や協力をどのように進めていくか、それはそれぞれの学校や組織の実態によって異なっていると思われますが、それを発見する活動こそ、最初の協力になるのではないかと思われます。

 担任、学年職員との連携、必要によって、教育相談係、特別支援コーディネーター、スクール・カウンセラー、各主任や主事との連携、養護教諭、校内の先生、管理職への報告・連絡・相談等の連携、その他、協力できる多くの人々との連携、等々を考えることができます。

 校外も同様ということであると思います。

 それぞれの教職員が、個として取り組み課題の解決や軽減を図る、そのような状況ではなくなっているのが現実の学校かと思われます。

 以下はまた別に・・・        (2017/6/9)

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