見積して欲しいと言われて出向きま
すと、相談とか剪定の仕方を聞いてく
る人がいる。
で、質問に答えると「そうなんですね」
の連続で、何を考えているんだかよく
分からない。
植木屋は、依頼を請けて庭木を剪定す
るのが仕事ですが、見積として出向い
てるのに剪定方法を教えるのは本意で
はないし、庭木を持ちながら園芸本す
ら読まない木の名前すら知らないとか、
まあ、仕事くれるんだったら何でもい
いんだけど。
今は、剪定動画が沢山ある便利な時代、
素人だとかプロだとかあまり意味はあ
りません。年に一度呼ばれる植木屋よ
りも、年に幾度もお庭に手を入れる素
人さんのお庭の方が綺麗なもんです。
さて、黒松剪定。
何の変哲もない普通のお宅の黒松です
が、さほど大きくなくても初めて取り
掛かる松は要領を得ていないので余計
に時間がかかりますが、黒松2本で半
日仕事というところ。
特に頭を丸く作ってあるものは頭の攻
略に時間がかかる。その後は、枝の方
向を揃えつつ切り戻すだけなので作業
スピードも上がりますが、業者といえ
ど立枝や逆枝を残す職人が多いことが
気になりますが、不要な枝をいじくっ
てたら時間がかかるだけだし、立枝残
す職人は多いのですが、上部の枝に干
渉するじゃんということですが、重な
り枝も結構な割合で多いことがある。
剪定屋さん余分な作業はしたくないの
で、不要な枝は切っちゃいます。
家人が老齢ならなおさらで、亡くなれ
ば家ごと処分される運命にある。
かといって手抜き作業とかいい加減な
仕事をしていれば誰かが見ているので、
そこそこ綺麗に取り組んでいます。
黒松剪定で困るのは、手抜き業者が太
い徒長枝の中芽切りをする奴がいる。
間延びした枝なのに綺麗に葉むしりす
る奴もいる。
大きな松なのに盆栽みたいに葉を短く
切ってしまう意味不明な奴もいる。
職人といえども様々ですが、気に入ら
ない枝は、元から切っちゃう。
過去の思い出は、さよおならだ。
ではでは。