ドラフト「怪」説2012「王さんにはかなわない」その２

★オリックスバファローズ

１位（×藤浪晋太郎投手・大阪桐蔭高→×松永昂大投手・大阪ガス→）
松葉 貴大（まつば・たかひろ） 投手 22歳
左投左打 180cm77kg
兵庫・東洋大姫路高－大阪体育大
全身のバネを生かしたフォームから繰り出す速球と、東浜から教わったというツーシームが光る本格派左腕。制球の良さも◎！

２位
佐藤 峻一（さとう・しゅんいち） 投手 22歳
右投右打 179cm71kg
北海道・北見柏陽高－道都大
ＭＡＸ149キロの速球に加え、フォーク、スプリットなどの縦の変化球が高い評価。プロで例えると浅尾拓也（中日）が近いか。

３位
伏見 寅威（ふしみ・とらい） 捕手 22歳
右投右打 182cm86kg
北海道・東海大第四高－東海大
大学での通算打率.314、６本塁打の打てる捕手。守備も安定しており、将来のチームリーダーとしての資質も十分な即戦力候補。

４位
武田 健吾（たけだ・けんご） 外野手 18歳
右投右打 183cm74kg
福岡・自由ケ丘高
持ち前の外野守備は、打球に対する状況判断力が特に素晴らしい。打撃もシャープで「新庄剛志２世」と呼ばれる大型外野手だ。

５位
森本 将太（もりもと・しょうた） 投手 20歳
右投右打 174cm70kg
福井・福井工大福井高－福井ミラクルエレファンツ
小柄だが投球は力強く、直球はＭＡＸ151キロ。スライダーは変化が大きく、空振りした左打者の体を直撃したこともあるとか。

６位
戸田 亮（とだ・りょう） 投手 24歳
右投右打 183cm80kg
東京・大成高－高千穂大－ＪＲ東日本
投手転向が大学からで、経験の浅さ故の粗さはあるものの、ＭＡＸ151キロの直球は大きな魅力。伸びしろたっぷりの本格派だ。

育成枠
１位
原 大輝（はら・だいき） 捕手 24歳
右投右打 174cm76kg
広島・広島国際学院高－北海道東海大（現・東海大北海道）－信濃グランセローズ
守備では遠投110ｍの強肩が魅力。打撃でも４番打者を務め、打てる捕手としてアピールした。フットワークをさらに鍛えたい。

２位
西川 拓喜（にしかわ・ひろき） 外野手 25歳
右投左打 171cm68kg
静岡・三島高－白鷗大－福井ミラクルエレファンツ
50ｍを５秒８で走る俊足と、打撃センスの良さに定評がある。１位の原同様、年齢的には中堅なので、１年目から猛アピールを！

解説
昨年は野手中心の指名だったので、今年はバッテリーに焦点を絞った内容になるだろうというのは想像していましたが、全くその通りになりました。藤浪、松永とクジ引きで連続して外してしまい、どうなることかと思われましたが、それでも松葉、佐藤という前評判の高い選手を上位で指名できたのですから、悪くありません。地味ながら良い内容の指名だったと思います。
個人的には、３位で伏見を指名できたのが大きいですね。もっと上の順位で消えてもおかしくない選手でしたから、「よくぞこの順位で残っていた…ラッキー！」という感じです。長い間悩まされてきた正捕手問題が、これで一気に解決されそうな予感がしますね。