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プロ野球観戦記2007「両チームともスタメンが年下ばっかで少々凹む31歳」

2007-07-27 20:59:07 | 野球
昨日は、神宮球場にて東京ヤクルトスワローズ-広島東洋カープ戦を観戦。試合直前まで雨が降っていたが、途中からはすっかり止んだ。ああ良かった。

ヤクルトの先発は、セス・グライシンガー。どこかのロボットアニメのような名前だが、ここまで10勝をあげている実力派だ。初回を難なく三者凡退で切り抜ける。
広島の先発は、新人の青木高広。長身の体をクネクネさせて投げる技巧派で、そのフォームのイメージから付いたあだ名が「ペローン」(爆)。ここまで1勝9敗と苦戦していたが、この日もいきなり捕まってしまう。1回裏1死から、2番・田中浩康、3番・アレックス・ラミレスに連続二塁打を浴びて先制を許すと、4番・アーロン・ガイエルにもタイムリーを打たれ、2死から6番・宮本慎也に4号2ラン…初回でいきなり4-0である。これは一方的な展開になるかと思われた。

しかし、広島もしぶとく食らいつく。2回表に7番・廣瀬純のタイムリーで1点を返すと、その後の4、5回もランナーを出して、得点こそ出来なかったがグライシンガーをジワジワと疲れさせていった。
一方、守りの方では不安定な青木高を3回ですっぱりと諦め、4回からはこれまた新人の宮崎充登を投入したが、これが大成功だった。持ち前の快速球が冴え渡り、3イニングスを投げて許したヒットは、当たり損ないの内野安打1本(飯原誉士)のみ。四死球2つはあったが、ヤクルト打線にまともなバッティングをさせなかった。

これで俄然盛り上がった広島は、いよいよグライシンガーをとらえた。6回表に5番・アレックス・オチョアの4号ソロで追い上げると、続く7回表には代打・前田智徳、4番・新井貴浩にタイムリーが飛び出し、とうとう試合を振り出しに戻してしまった。レフトスタンドは誰もかれも「宮島さん」の大合唱。

「宮島さん」(「花咲か爺さん」の節で)
♪宮島さんの神主が おみくじ引いて申すには 今日もカープは勝ち勝ち勝ち勝ち

逆に、ヤクルトファンはエースのまさかの炎上に皆呆然。7回裏突入前に踊る東京音頭も少々元気がなかった…ように思えた。広島投手陣も勢いにうまく乗り、広池浩司佐竹健太横山竜士の3人が7・8回をパーフェクトリリーフ!特に、横山のピッチングは直球も変化球もキレキレで、「こりゃ打てんわ…!」と身震いするような凄味があった。

そしてとうとう、9回表。この回からヤクルトのマウンドには大ベテランの高津臣吾が登った。しかし、骨折から帰ってきたばかりの高津には、ノリノリの広島を止められる力はまだなかったようだ。先頭の2番・松本高明(途中出場)との根比べに負けてライト前ヒット&盗塁を許していきなりピンチを招くと、3番・栗原健太にもレフトへ二塁打を浴び、あっさり勝ち越しを許してしまった。その後、1死・1、3塁として6番・嶋重宣にもあわやホームランかという特大犠牲フライを打たれて4-6。これで、ヤクルトの息の根は止まったも同然だった。

さて、広島。その裏に投げた守護神・永川勝浩がまたすごかった。MAX151キロの速球に、圧倒的な落差のフォークがビシバシ決まる。全く打たれる気がしない。横浜戦相手だとなぜかしょっちゅう炎上する永川とは全くの「別人」であった(爆)。サックリ抑えて試合が終わる。広島の大逆転勝利!

帰りに、カープファンの「今日の永川は『当たりの日』だった」という会話が聞こえてきた。当たりはずれとか言われないように、コンスタントに抑えにゃあいけんよ~
(;´∀`)


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