ドラフト「怪」説2012「王さんにはかなわない」その１

秋恒例、ドラフトマニアうえぽんの、受け売りと知ったかぶりと独断と偏見によるドラフト「怪」説でございます。
※年齢は、学年をわかりやすくするため、2013年４月１日現在で表します。

★横浜ＤｅＮＡベイスターズ

１位（×東浜巨投手・亜細亜大→）
白崎 浩之（しらさき・ひろゆき） 内野手 22歳
右投右打 183cm86kg
埼玉・埼玉栄高－駒澤大
高校時代から走攻守のバランスが良い大型内野手と言われていたが、大学でレベルアップに成功。特に打撃の成長がめざましい。

２位
三嶋 一輝（みしま・かずき） 投手 22歳
右投両打 176cm74kg
福岡・福岡工業高－法政大
ＭＡＸ155キロの本格派。大学ではリリーフが主な役目だったが、今秋のリーグ戦では先発としても結果を出し、評価が急上昇！

３位
井納 翔一（いのう・しょういち） 投手 26歳
右投右打 188cm88kg
千葉・木更津総合高－上武大－ＮＴＴ東日本
長身投手にしてはフォームのバランスが良く、直球のＭＡＸは148キロ。変化球も一通り持っており、即戦力として期待できる。

４位
赤堀 大智（あかほり・だいち） 外野手 25歳
右投右打 188cm91kg
静岡・掛川西高－立正大－セガサミー
阪神も指名を検討していた大型外野手。俊足強肩を生かした守りの良さが売り物で、課題だった打撃にも確実性がついてきた。

５位
安部 建輝（あべ・たてき） 投手 26歳
右投右打 179cm80kg
大阪・近大附属高－近畿大－ＮＴＴ西日本
高校、大学と目立たなかったが社会人で素質開花。ＭＡＸ147キロの速球に多彩な変化球を絡め、テンポの良い投球を展開する。

６位
宮 敏郎（みやざき・としろう） 内野手 24歳
右投右打 172cm84kg
佐賀・厳木（きゅうらぎ）高－日本文理大－セガサミー
今夏の都市対抗１回戦で逆転満塁本塁打を放ち注目を浴びた。小谷野栄一（日本ハム）タイプの、勝負強さが光る中距離打者だ。

育成枠
１位
今井 金太（いまい・きんた） 投手 18歳
右投右打 178cm78kg
広島・広島国際学院高
上半身主導の粗っぽいフォームながら威力ある速球を投げ込む本格派右腕。勝ち気な性格、マウンド度胸の良さにも定評がある。

解説
東浜をクジで外すのは織り込み済みでしたが（笑）、「１位白崎、２位三嶋」の戦略には驚きました。「１位は投手ちゃうんか」と。しかし、白崎は広島や西武も狙っていたという選手ですから、三嶋との両獲りを狙うならこの順番がベストだったんですね。「打てる野手」も補強ポイントなので、納得のいく指名ではあります。３位以降も即戦力候補に的を絞り、昨年の高校生中心指名とは真逆の路線で貫き通しました。これもまたメリハリが利いていて良いのではと思います。
欲を言えば、左投手の指名がなかったのが残念なんですが、今の横浜投手陣は利き腕云々より「抑えられる投手」が欲しいので、贅沢言ってる場合じゃないですね。