丹波船井郡三十三ケ所観音霊場巡り普済寺は園部町若森にある曹洞宗寺院。
延文2年(1357)の創建当時は臨済宗で、開基は千種姫、開山は夢窓疎石と伝えられる禅宗の名刹。江戸時代に曹洞宗に改めている。千種姫は足利尊氏の妹で、夢窓疎石の弟子である。
本堂には聖観音菩薩像が祀られています。重要文化財の観音堂(仏殿)には千手十一面観音像と右脇侍に千種姫像と左脇侍に地蔵菩薩像が安置されているが…一度見てみたい。
さて札所は本堂なのか観音堂(仏殿)の…どちら!?迷いますね。観音堂(仏殿)敷地内に切妻造り平入りの建物があります。ここに小さな鰐口を持つ大師堂があり。中にお大師さんが安置されていますが、障子が入り下部から覗くようにして?…。前に賓頭盧尊者が鎮座。又、仏殿のお賽銭箱上に鰐口があり、その上に詠歌額が上がっています、くずし字で書かれている上、文字が消え…解読不可に近い、…何とか解読する。
ご詠歌『大慈山民を 普(あまねく)すくふなる 御寺ふりにし 雨乞が嶽』等々からして、この
観音堂(仏殿)が丹波船井郡三十三ケ所観音霊場巡りの二十二番札所で間違いないでしょう。
当寺の御本尊「聖観音菩薩立像」は本堂にあり、行基菩薩御作りの伝承を持つ。
<観音堂(仏殿)>
<お大師さん…弘法大師・空海>
南無大師遍照金剛(なむたいしへんしょうこんごう)と三回唱えて…
<切妻造りの平入りの大師堂?>
<ご詠歌『大慈山民を 普(あまねく)すくふなる 御寺ふりにし 雨乞が嶽 普済寺』>