ひと筆めぐり 【新発見・再発見・摩訶不思議・唯一無二】への楽しみ…

地域に息づく歴史のひと幕にふれ、…遥かなる往時に思いを馳せる

初代園部藩主「小出伊勢守吉親の菩提寺」を訪ねて

2020-07-22 | 神社仏閣
塩田山徳雲寺(曹洞宗)
初代園部藩主『小出伊勢守吉親』の菩提寺。曹洞宗『徳雲寺』が南丹市園部町小山東塩田谷にある。
新型コロナウイルス感染拡大、緊急事態宣言発令…自粛・自粛の日々、解除後初めての南丹市園部入りである。広大な寺領に古刹の荘厳に圧倒されている。
 この寺の必見所は山門の唐風龍宮造りの楼門・唐門(からもん)である。その構造は三間一戸、入母屋造の二階建て、一階部分に屋根(下屋)を持たないのが特徴。二階部分には高欄が配置されている。本瓦葺きの屋根は入母屋造りの平入り様式で、漆喰の袴腰(はかまごし)造りを採用する。この楼門は文化年間に建てられ、すでに200年はたつ…。屋根と袴腰は後に修理が入っているようだ。
随所に施された彫刻の組物・妻飾等、当時の寺院建築の匠・技が堪能できる。まさに園部藩主の菩提寺にふさわしい寺である。
訪れた日は住職不在(留守)、諸々のお話は聞けなかった!!。新しい生活様式で一筆巡りの新たなスタート。




山号の塩が難解…「塩田山」と書かれている。