園部町南大谷 「弁慶のたて石」 (伝説逸話)
園部町南大谷の道沿いに『弁慶のたて石』がある。地元に残る興味深い話を起こしてみましょう…。
寿永三年(1184)冬、源義経に仕えた、武蔵坊弁慶(むさしぼうべんけい)。弁慶には様々な伝説がありますが、ここ園部町大谷地区にも残っています。
寿永三年(1184)冬、源義経は神戸福原に陣を構えていた平家を攻めています。
義経本隊は摂津路を正面から洛中→老ノ坂→亀岡→本梅→天引峠→福住→三草→三木を経て一の谷を急激しています。
この義経に従っていた武蔵坊弁慶は一個の巨石を背負い戦っていました。巨石は戦いが終わったら義経公の庭にたて石として使う為に背負っていたものですが、あまりにも重いので、あきらめて大谷に置いていったと言われています。
石の重さは約2.1t 【タテ×ヨコ×高さ×比重 (注)石の比重は2.65として計算する】