ひと筆めぐり 【新発見・再発見・摩訶不思議・唯一無二】への楽しみ…

地域に息づく歴史のひと幕にふれ、…遥かなる往時に思いを馳せる

東本梅村道路元標

2018-03-01 | 街道
亀岡市赤熊 【東本梅村道路元標】 



東本梅村道路元標が亀岡市赤熊の半国山ハイキングコースの案内板の横にあります。
これは道路元標(どうろげんぴょう)で、道路の起終点を示すものです。正面には「東本梅村道路元標」と印刻がしてあります。
1873年(明治6年)12月20日、政府は各府県ごと「里程元標(りていげんぴょう)」を設置する義務付けをしいます。
花崗岩製の石に縦横25cm、高さ約63cmの直方で、一般に頂部が弧を描くように丸く削られた形状をしています。
時代は明治→大正へと進み…新たな道路法により旧道路法は無効となっている。今、元道標としての役目を終え…忘却となりつつある。
(※南丹市南八田に「西本梅村道路元標」があるそうです。只今未調査…随時、紹介します。)



南丹市園部町の国宝を訪ねて‥

2018-03-01 | 歴史
国宝普済寺

⒈地域の歴史概要
街道歩きが好きで一度ならず二度三度と訪れている…。今から400年のいにしえの郷土歴史に触れてみたい。旧街道山沿いに立つ「国宝普済寺観音道」の石柱に誘われるまま普済寺へと足が向く…。
篠山街道(山陰)のその昔、丹波国船井郡と呼ばれ丹波の南に位置していたところです。今は平成の町村合併で南丹市に変わっている。この地域は戦国時代、織田信長・明智光秀が活躍した頃は亀山藩と園部藩が領していた歴史を持つ。
かって船井郡は園部藩領であった。ここより東の集落、若森村に「国宝普済寺」が建っている。ここ若森村のみ亀山藩領である。この辺りを散策すると曹洞宗の寺が点在する「淨光寺」「最福寺」。特に亀山藩主(菅沼織部正定芳・すがぬまおりべのじょうさだよし)が普及に努めた歴史がのこる。平安時代に天台宗寺院として創建され、足利尊氏が夢窓国師を開山、千種姫(尊氏の妹)を開基として創建されている。…全て納得する。
 
(此れから随時紹介します)