天気のいい朝、公園に幟が立ちます。
朝の公園体操の集いの旗です。
早朝の公園でのラジオ体操を始めたのは7年前。
そして、地元町内会の運動推進のために、その傘下に入って3年目。
公園の鳩たちも仲間です。
公園体操は健康増進に役立っております。
そればかりではありません。
毎朝,挨拶を交わす仲間が、そこにいるということです。
よくよく考えたら、それはとても貴重な事です。
特に高齢のシニア世代から、体操そのものより、こっちの方が大切だとの事。
何となく分かるような気がします。
公園にラジオ体操を目的に集うが、楽しみは仲間達との
さり気無い会話、コミュニケーションです。
昨日の朝も会った、そして今日の朝も会った。
会話に中身はたいして変わった事はありません。
でも、お互いに相手の健康の事、見守っていてくれます。
そこには互助のコミュニケーションがあります。
長年、公園体操の世話役を担って、それだけは確信もって言えます。
つい先日、半年ぶりに公園体操に復帰してきたご婦人がおります。
多くの公園体操仲間から
「おかえりなさい!」
とお声掛けが重なります。
久しぶりの再会に、握手やハイタッチ、それに抱き合って喜ぶ姿
微笑ましい光景です。
このご婦人は半年前の雪の積もった朝、道路で転倒してしまった。
大事には至らなかったが、身内の者から外出禁止命令が出されてしまった。
身内にお医者さんがいて、病院の個室で大事にされておりました。
何処も悪いところはありません。ちょこっと歩行が遅くなった程度です。
公園体操に参加したくて、居ても立ってもいられない日々だったそうです。
身内の御親切を振り切って、元の生活に戻してもらったようです。
他人に迷惑をお掛けしては、申し訳ないと考える身内の方です。
「ちょこっとばかり迷惑をかけても、助けてくれる仲間がいます。私はそれを選びました。」
公園体操を終えた後、私はそのご婦人とお手々繋いで帰るのが常でした。
また再開です。
帰路の会話はいろいろ尽きません。
今度、9月のシニアライフを生き生きと歩む会の例会で健康講座を予定しております。
その中で、公園体操の事例発表を頼まれております。
公園体操は心身の健康増進を図りつつ、地域交流仲間の互助の集いでもあります。
日々の積み重ねが、健康長寿に繋がります。
そんな発表内容になりそうです。