・静かな静かな 里の秋
お背戸に木の実の 落ちる夜は
ああ母さんと ただ二人
栗の実煮てます いろりばた
・明るい明るい 星の空
鳴き鳴き夜鴨の 渡る夜は
ああ父さんの あの笑顔
栗の実食べては 思い出す
・さよならさよなら 椰子の島
お舟にゆられて 帰られる
ああ父さんよ ご無事でと
今夜も母さんと 祈ります
ある歌手の歌謡ショーの中の一コマです。
この歌手は35年前デビューし、歌謡曲「氷雨」で大ヒットしました。
横浜港の近所に住んでいることから、
横浜港に係留されている「氷川丸」を話題にされました。
この「氷川丸」戦後、赤十字マークを付けた病院船として、
日本兵の戦地からの復員輸送に従事した時があります。
病院船ですから、多くの負傷患者が乗船していたことでしょう。
従軍看護婦たちが、繰り返し繰り返し歌って、励ましていた歌が
この「里の秋」だったそうです。
この歌手の解説で、この唱歌「里の秋」の詩情を詳しく知ることが出来ました。
・ふるさとの秋を母親と過ごす様子。
・出征中の父親を夜空の下で思う様子。
・父親の無事な復員を思い願っている様子。
悲惨な戦争は、もうこりごり。決して許しません。
奏でる歌手の「里の秋」は平和へのメッセージソングです。
一緒に口ずさみながら、感極まって目頭が熱くなり
大粒の涙が浮かび上がります。
素敵な歌謡ショーでした。
そして、今朝の公園体操の帰りです。
半年ぶりに復帰した、あのご婦人と一緒です。
話題は、昨日の感動したあの歌謡ショーの一場面。
この写真を撮影し、ラインで送信してくれた方に感謝。
今日も一日、心も晴天です。