身近な地域情報を提供している「タウンニュース」の愛読者の一人です。
読み終わったら古新聞と一緒に処分されてしまうのですが
何故か一枚だけ机上の諸資料の中に埋没してます。
最近のものと思い込んで読んでみたら、日付がかなり以前のものです。
その記事です。
ー◎高生「食}を学ぶー 区内栄養士らが伝授
区内の栄養士グループ(栄養士〇〇応援団」(△△代表)が
先月〇〇日◎◎高校の1年生9クラスを対象に食育授業を行った。
「理想的な健康な体をつくる食生活」
「モチベーションを上げる食生活」
をテーマにグループに分けて意見を出し合った。
「3食をしっかり食べる」「バランスの良い食事」
「友達と一緒に楽しく食べる」「高級なものを食べる」
など様々な意見が挙がり、楽しみながら「食」を学んだ。
授業終盤には野菜たっぷりの手づくりスープが振る舞われた。
何らクレームを付ける余地もない,微笑ましい記事です。
記事の続きがあります。
△△代表は「簡単に作れる野菜スープを紹介した。バランスの食事を自分で考え
実践できるようになってほしい。『食の自立』の手助けになれば」と話してた。
これって本当のこと? 何か違うんじゃないの?
そんな感じを受けた。
私だけではありません。
私の家内を含む多くの仲間たちが、違和感を持ち憤慨していた記憶があります。
その証として、机上の諸資料と一緒にあったのです。
ブログを読んでる方には、事情がよく呑み込めないと思いますので
詳しく説明を加えます。
この食育授業は栄養士グループと食生活改善推進員連絡協議会(通称ヘルスメイト)
との共同イベントです。学校と三者一体で長年続いております。
食育授業は栄養士グループの皆さんが、尊専門的知識をもって担ってます。
そして、食生活改善に関する料理実践「野菜スープ作り」はヘルスメイトの担当です。
私もヘルスメイト一員です。
殆ど女性会員の中で唯一の男性会員です。
高校の料理室で野菜スープを作り、食育授業の終わりに学生たちに食べて頂いてます。
その際、各クラス担当のヘルスメイトから「簡単に作れる野菜スープの作り方」を説明し
日々の食生活改善の大切さをお話しております。
一通りの説明を終えた後、野菜スープを盛り付けて、学生たちに配ります。
「あの、お替りできますか?」
「早い者,順ですよ」
活発な女学生の忌憚のない質問です。
ガッツポーズの笑顔と交わす笑顔。
私の二人の孫娘は、まだ小学生です。
大きくなったら、この子のようになってほしいと
異世代との、とても微笑ましい交流の一瞬でした。
話題がちょっと脇にそれてしまいましたが、
事情はそういうことです。
「何に憤慨してるの?」ですよね!
この記事の中に「ヘルスメイト」の事がどこにも出てきません。
強いて云えば、「区内の栄養士らが伝授」の中の「ら」に含まれていると解します。
でも、ヘルスメイトの当事者たちには通じません。
好き嫌いが直感的なシニア世代の集まりです。
今まで一緒の共同イベント活動として認識してきた仲間同士に
気持ち的な亀裂を生じかねない微妙な雰囲気が充満していることだけは事実です。
栄養士グループの△△代表も知らない関係ではありません。
料理講座や料理同好会で料理指導して頂いてます。
「△△さん、あの記事出云ってること本当? 違うよね?」
と話題にすることが出来る身近な関係ですが、敢えて黙してます。
ヘルスメイトの年次総会も来月に控えてます。
総会後の懇談会でも話題に上るかも?
残念なのは、この記事の記者の事実認識に配慮不足な点です。
記事の中で
『授業終盤にヘルスメイトたちが手づくりした野菜たっぽりのスープが振る舞われた』
野菜スープを誰が作ったのか、その主語が省略されているのです。
批判の的が、△△代表に向けられている感じ、可哀そうだが致し方ない。
聞けば
「そうじゃないのよ!ごめんね!」
の返事が返ってきそうです。