あーぁ!そんな事って、あるの?、
「みんな仲良く楽しく、それだけで良いの!
課題を持ちだしたら、この会が壊れてしまう。」
この会のベテランさんから聞いた、長年続けてきた基本スタンスである。
地域で運動普及推進活動を長年続けているグループの事です。
活動歴が18年。活動目的は地域住民の健康増進。シニア世代高齢者のボケ防止。
活動のきっかけは、市当局の社会福祉政策の一環として生まれた。
先々の高齢者社会の到来に向けて、高齢者のボケ防止対策で公園体操が検討された。
NHK のラジオ体操もありますが、それ以外にリズム体操を考案し、
それを地区内の各公園で普及推進しようとするものです。
そのための運動普及推進員の養成講座も開設され、現在も続いております。
「みんな仲良く、楽しくリズム体操をしましょう。」
この会のキャッチフレーズです。
その主旨は変わることはありません。
しかし、それを取り巻く環境は様変わりしております。
かってこの推進の中核だった市当局が撤退しました。
市全区で結成されている協議会組織も解散するに至ってます。
現在のグループはリズム体操の自主的ボランティア活動に生まれ変わってます。
以前からそうですが、殆ど女性会員で、男性会員は門戸開放されているが
入会者は皆無です。
運動普及推進員と云う名に関心を持って入会すれども、その中身がリズム体操の普及と
知った時点で退会への道を辿るあり様です。
現に私もその中の一人です。
決してそれだけに終わってません。
退会された男性たちは、夫々の地域でNHK 放送のラジオ体操の普及に励んでおられます。
ちょこっと脇道に反れてしまった感じです。
地域まちづくり協議会の活動資金支援を頂きながら「地域交流仲間づくり」を
続ける中で、蓄積したノウハウがあります。
いろいろ活用し、グループ活動の活性化に役立てて貰おうと考えました。
かって一時ですが所属した事のある、運動普及推進グループの代表世話人にお話をし
この一年、その活動支援金を受けながら、活動してきました。
そして3月、その活動報告書の取りまとめの時期を迎えました。
報告書の各項目の問いに、如何に書き込むか?
初めての事で戸惑いを感じております。
そこに、指導方の要請がありました。
導入の紹介者でもあるので、最後まで面倒を見る義務があります。
「良く頑張った、ありのままを嘘つくことなく記入すればいい事なのよ。」
表現の上手下手は付きものです。
課題は次年度以降の活動資金支援を受けるに向けてのこのグループの抱負です。
あれこれ、並べたら数えきれないほどのものがあるはずです。
今まで、手付かずに放置してきた課題です。
これは、部外者の私の勝手な推測で、お叱りを受けかねない事項です。
でもでも、です。
これをこうして、あれもこうしたら、きっともっと良くなるだろうなぁ。
ついつい、余計な口出しに至る傾向があります。
「貴方のグループの活動は、多大な地域貢献に寄与しております。
活動資金支援申請枠、最大の金額を申請し、いろいろな課題に取り組みましょうよ。
ずうっと応援しますから。」
その回答が、どうも可笑しい。不安定な心境が伺える。
「代表世話人だから、今後この課題にこのように取り組んで行きたいが、
会員の皆さん、如何ですか?」
極当たり前のことを言っているつもりですが、どうも反応が鈍い。
「私には無理だ。」
これから先が、楽しみなのに、代表世話人が繰り返す独り言。
この活動グループ、何処か重い病状を抱えている。医者ではないが直感する。
そして翌日。
この活動グループのベテラン大御所の携帯電話を検索し、
この会の代表世話の置かれている立場を客観的に説明し、応援方をお願いした。
その折に出たこの会の基本的スタンスです。
このブログの冒頭に紹介した通りの事です。
さて、皆さんなら、どんな事、これから先のこと、想像されましたか?
会員の高齢化が進んでおります。新規加入者は殆どおりません。
現在のリーダー格も後継者に目されるメンバーに事欠けております。
ただただ、みんな仲良く楽しく。時を過ごせればそれで良し。
何処か、現実離れした話に出会ってしまった感じ。
そして、この4月から。
何と私の家内が「副」の付いた役職にベテランの一言で
否応なしに就任する羽目になった。
その夫として、複雑な心境だ。
「日々。その事で悶悶するくらいなら、潔く退会したら?」
そんな意見具申しか出来ないもどかしさを感じてます。
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