奥羽山脈の山裾奥深いところの故郷です。
生まれ在所は雄勝郡西成瀬村字狙半内。
その後市町村合併を重ねて、現在は横手市。
古の平安朝の羽後国雄勝郡は小野の小町の生誕の地です。
都の貴族小野家の荘園が、この地にあったのかも。
そして、「狙半内」は釣りキチ三平の故郷でもあります。
「狙半内」は「さるはんない」と読みます。
誰が名付けたのか、不思議な名称です。
専門家の解説では「アイヌ語」から置き換わったのではないかとか。
集落を流れる川が「狙半内川」
田圃に農薬が散布されることのない時代。
川にはカジカをはじめ多くの山魚が生息してりました。
老若問わず、釣り道楽の多い山村でした。
室生犀星の詩から
ふるさとは遠くにありて思うもの
そして悲しくうたうもの
よしや
うらぶれて異土の乞食となるとても
帰るところにあるまじや
この詩について、いろいろ解説されておりますが
詩は最初から最後まで全体を読み明かさなければならない
というルールはありません。
私は、この詩の最初の5行に愛着を持ち続け、故郷に思いを馳せて
古希半ばを暮らしております。
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