食生活改善推進員の地区連絡会で「献立の栄養価計算」の講習会がありました。
区役所の保健福祉センターの保健師が講師になっての講演です。
食べ物の過剰摂取や運動不足からの肥満、メタボリックシンドロームとその予備軍
生活習慣病、隔たりのある食生活からの半健康状態
それらを抱える人が、増加傾向にあるそうです。
古希を迎えた私もその中の一人です。
このような現状を背景に、健康保持・増進、健康障害・生活習慣病予防の観点に立って
食生活改善推進活動に励んでおります。
難しい表現になりましたが、地域高齢者の集いの「昼食弁当作り」ボランティアです。
その献立メニュー作成の段階で、いろいろ栄養価を考慮して検討が加わります。
食生活改善推進員(ヘルスメイト)のすべてが、それに詳しいわけではありません。
殆どが、計算が面倒くさがって遠ざかっております。
今日の講習会は初心者向けに「献立の栄養価計算」の基礎学習でした。
「日本人食事摂取基準」、エネルギーや栄養素の摂取基準は、年齢・性別によって違います。
70歳以上男性のエネルギー2200kcal/日 たんぱく質60g
摂取基準を目安にする事で、年齢・性別に合ったカロリーや栄養素を取ることができます。
ここまでは、何とか理解することができました。
問題は、次の段階の「献立の栄養価計算をするには」からです。
①重量を計算する ・目安量から重量に直す 廃棄率を除く
②食品成分表を使って計算する。
何が何だか、さっぱり分からなくなってしまいました。
隣の家内が書き記した数値を書き写しているだけ。
「食品成分表って、なに?」
「食品の食べられる部分の100g 当たりのそれぞれの含有量のこと」
「なに、食べた分量をそれに置き換えるだけ」
「そうよ、でも数値は一人分よ」
家内が補足説明を加えるが、分かったようで分からない。
周りを見渡しても、私と同様の人が多い感じ。
講師が巡回して来た時、そっと個人レッスンをお願いしました。
「ご飯だけに絞って、計算方法を教えてください」
「ご飯」の100g中のエネルギー栄養量は食品成分表で「168kcal」あります。
「食べたご飯・お茶碗一杯150g」として、100:150の割合でカロリー計算がされます。
食べたご飯・お茶碗一杯のカロリーは252kcalになります。
講師の個人レッスンで計算の仕組みは分かった。
でも、ずらっと並んだ栄養素の項目、何処かで目にしたことがある名称だが
中身はちんぷんかんぷん。
私の場合、一日当たりのカロリー摂取量の許容範囲は2200kcal.
それを超過しての摂取は肥満のもと。
細かく計算するのも無理です。
毎日体重測定を欠かさずに、食べ過ぎないように心掛けをすることにした。
とてもいい、頭の体操でした。
・・・・・
「これ、買ったんだけど」
「え!使うの?」
「ただ、もっているだけ」
「ちょっと、見せて」
「見ただけでは分からないよ」
「あれ! 俺が知りたかった栄養素のこと、詳しく解説しているよ」
「良かった。買った甲斐があったようね」
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