池波正太郎の長編小説「剣の天地」を読む機会を得た。
戦国時代の上野国箕輪城の存亡物語です。
偶然にも、我が遠隔地農場が城区域内にあります。
徒歩で10分圏内でその城跡に辿り着きます。
今まで、その城跡に関する歴史的背景を、詳しく知る機会もありませんでした。
戦国時代、武田軍に敗れて落城した程度の認識です。
この小説を読んで、戦国時代の北条氏、武田氏、それに上杉氏の勢力陣地争いの
上野国の実情を垣間見ることが出来ました。
野良仕事に出かける先に、こんなドラマがあったことを詳しく知りました。
意図して、この小説を選択したのではありません。
偶然の出来事です。
小説の主人公は上泉伊勢守秀綱。
箕輪城主長野業政の配下の大胡城主です。
箕輪城が武田軍に敗れ、落城後
一介の剣士として剣の道を究めた人物です。
あの柳生但馬守宗厳の師匠・恩師です。
読書による偶然の出会い、不思議な縁を感じます。
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