仕事帰りの僕の遊び。創成川の近所をウロウロ。変わり行く故郷、札幌を懐かしみつつ。ホテルのメモは、また行くときの参考に。
なんだか、血圧が高いのか、
目が熱くて、涙が少しずつ出続けて辛い。
そんなんで、午前中はウツラ、ウツラ。
それじゃ、せっかくの休みが勿体無いと、
励まして、クローゼットを引き開けて、
こんな時だから、着物くらいはと、
クリーニング済みのズボンを出すことに。
ん?
なんか、付いているが……
あゝ……
ハンカチそのまま、
ポッケに入れて出したんだな。
ちゃんと戻してくれたんだなと。
やっぱ、都会はいいね。
地方じゃ、普通に捨てられるからなぁ……
なんだか、少し回復した気分。
ちょっと嬉しかったので、ご報告まで。
間もなく雪に覆われる、駅前再開発の現場で、
2つの建物を撮った。
背の高い、新しいビルヂングの隣。
手前には、広い空間がある。
まぁ大体、同条件な空間に建つ、
今となっては「低層」の部類となった、
札幌市の歴史ある建物2つ。
しかし、どうだろう。
後者はさほど、見劣りしない。
外観だけでなく、
内観までも考慮すれば、
前者の、どこにでもある箱モノとの違いが、
より一層、明らかとなるようだ。
高級ホテルと言い、
ラグジュアリーホテルと言う、
前者の建物のような、
ありふれた箱モノ。
それは名残りなく、
建て替えられるという利点をもつが……
そんな、軽々しいものだったのか?
僕らの営みは。
おぉよ。軽々しくあれと、
経済は僕らに言う。
ハンバーガー・ショップのように、
お客を、社会の血液を、カネを回せと、
この世は僕らに言う。
軽々しく、刹那な、
その心の、赴くままにと。
それはまさに、
「ゆとり教育」が教えたものだ。
僕は今、その成果を、
目の当たりにしているのだな。
そんなことを、
灯の消えたモントレ札幌をみあげて思った。
季節ばかりではなく、
人の営みにも、冬が来たのだな。