晴れた日はタンポポの綿毛が美しい季節。昨日の公園で見かけた「間もなく開くよ〜」という意気込みすら感じる綿毛の赤ちゃん。
この綿毛は萼が変化したものといわれています。
タンポポの花は集合花。1枚の花びらに見える部分が一つの花。
花びら1枚と雌蕊1本、そこに付随する5本の雄蕊からできている花は、その形から舌状花と呼ばれます。
花の時期からすでに、根本には綿毛に変形した萼が密生しています。その下にあるのが種子。
花の咲きはじめは、花茎は短いことが多いですが、綿毛が開く時には風に運ばれやすいようそれが伸びます。
全開の綿毛。
綿毛が開くのは決まって晴れた日。これも種子を遠くへ飛ばすための工夫。
種の存続にかける生物の戦略には驚かされます。
ちなみにタンポポといっても様々な種類があります。
上の写真は在来種のタンポポ。集合花を包む総苞(花の下の緑の部分)が閉じているのが特徴。
北多摩にあったことから考えるとおそらくカントウタンポポかトウカイタンポポか…。そのあたりの識別は専門家にお任せします^^;
こちらは、タンポポに見えてタンポポにあらず!!
名前はブタナ。
タンポポに似て花茎がやたら長い花が咲いていたらおそらくはこれ。
可愛い綿毛をおうちで楽しみたいなぁという方はこちらの記事をどうぞ。
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