YNWC的な多摩暮らし

北多摩で始めた新生活のあれこれをについて書いています。ynwcは横浜ネイチャーウォッチングクラブの略

割れた殺生石と熱々の温泉【那須塩原散策vol.3】

2022-10-31 20:27:00 | 旅行
関東屈指の火山地帯である那須塩原。いまだ白い噴煙をあげる茶臼岳。その山麓、那須湯本温泉上流の谷筋には、火山ガスを噴出し、大小の石が散らばるエリアがあります。



シューシューとガスが吹き出す様子こそみられませんが、黄色く変色した地面やあたり一帯に漂う硫黄くささ、そして草木の生え中の様子…。

この世からかけ離れた感が半端ない。そしてこの斜面から続く賽の河原。



確かにここは三途の川の入り口かも。賽の河原には子どもの霊が呼び寄せられると言いますね。



一つ積んでは父のため…
二つ積んでは母のため…

そんな霊を悼むためか、枯れかけたススキ原の中には無数のお地蔵様



千体地蔵というそうです。

今あるものは昭和後期からの修復作業で新たに作られたものだそうです。

1人の職人さんが作業を続けているらしく、特徴的な大きな手は、祈りのパワーを強くするためなんだとか…。



そしてこの場所で、ひときわパワーを放つのが「殺生石」

なんでも妖艶な美女に化けた九尾の狐が大岩に閉じ込められ、その後も毒気を放ち続けたため、高僧が祈祷を行ったところ、割れて飛び散ったもののうちの一つなんだとか…。

そして、それから600年以上が過ぎた今年(2022年)の4月、その殺生石が真っ二つに割れたというのです。



数年前から亀裂が確認されていたため自然に割れたものと考えられているとのこと。

吉兆なのか、凶兆なのか…。
さまざまな憶測が飛び交っているとか、いないとか…。



まあ、600年も経てば岩も風化するのかな…。

ちなみにこの賽の河原(殺生石園地)には、戦前まで湯の花採取場もあったようです。



現在は地元ボランティアさんたちの力を借りて当時の設備を再現してありますが、採取はしていないとのこと。

そしてここから湯川を、またいだ先にあるのが歴史ある湯治場「鹿の湯」さん。







1300年前に開業され、松尾芭蕉も立ち寄ったという温泉は、手負いの鹿を追ってきたところ、その体を温泉の湯で癒やしていたことで発見されたと言われています。



60度の源泉から直接引かれた熱い湯をあまりさまさずに入るのが、ここでの入浴法。

通常はあまりない46度設定の湯船があることにびっくり。

パンフレットから中の様子を



四角く仕切られた湯船は41℃、42℃、44℃、46℃に保たれていて、定期的に従業員の方が温度を確認管理してくださっています。

46℃って、いわゆる「熱湯風呂」ですよね!!!

常連さんと思しき方々が平然と浸かっているので、試しに挑戦したものの、肩まで浸かることは出来ず…(^^;;

それにしても白濁の硫黄泉。万病に効きそうです。

硫黄成分が高く、石鹸が泡立だない上に滑って危険なことから、石鹸、シャンプーは一切禁止。

ここは、ただひたすら湯に浸かる場所。壁には「硫化水素が出ているため絶対に床で横になって休まないでください」との張り紙。

風呂上がりは、少し移動して色づく山を眺めながら休憩タイム。



茶臼岳の山麓はちょうど紅葉のピーク。









温泉神社。

「おんせん神社」ではなく、
「ゆぜん神社」と読むそうです。

御神木のミズナラ



そして無料で利用できる足湯施設「こんばいろの湯」



「こんばいろ」ってカタクリの花のことらしいです。この辺りにたくさん咲くんでしょうか???

今回は駆け足での那須塩原散策になりましたが、季節を変えて訪れたくなってしまいました。

また来るぞー!!!










茶臼岳9合目【那須塩原散策vol.2】

2022-10-30 10:46:00 | 旅行
黒磯タウンに前泊し、翌朝はのんびりと出発。



黒磯駅前からバスで1時間ほど。1380円で那須ロープウェイ駅に到着。



往復1800円。あっという間に、紅葉もすっかり終わった冬目前の茶臼岳9合目へ。わずか4分!







↑カエル?

天候はイマイチ。山頂は雲に見え隠れ。







眼科に見下ろす那須塩原の町もぼんやりと…。







落葉したダケカンバの白っぽい樹皮が美しいです。



山麓の紅葉は赤が美しい。

今回は登山目的ではないため、少しだけ歩いて引き返します。


こんな格好ですし…(^^;;

様子も分かったので、次はちゃんと登りたいなぁ。

ロープウェイ駅の土産物売り場には、今時なお菓子たち。







なかなか攻めたますね。
イチゴシリーズ、レモンシリーズはカレーもありました。



バーモントカレー的な???
ついつい買っちゃうからいけないんだろうなぁ…
割高なのにね(^^;;



後日、姉と食べ比べ予定(笑)

那須塩原散策は明日へ続きます。



【今朝のおうちごはん】

・カボチャ団子
・カキ
・ルイボスティー

今日もいい日になりますように!



オシャレタウン黒磯【那須塩原散策vol.1】

2022-10-29 14:05:00 | 旅行
これまで足を踏み入れたことがほとんどなかった那須塩原エリア。

そう遠くない場所なのに、新幹線を除くと公共交通機関が充実していない印象のため、免許なし、そして貧乏性のわたしには敷居が高く…。

今回は昼まで仕事をしたあと、湘南新宿ラインを使い、3時間半の各駅停車旅で黒磯へ。片道3080円。
そこから茶臼岳とその麓を散策してきました。

東北本線「黒磯駅」。新幹線の止まらない駅ですが、ここ数年おしゃれタウンとして話題になっているようです。

駅の目の前の図書館にまずびっくり。





開放的なスペースにはカフェも併設されていて、のんびりと過ごすことができます。

すでに暗くなっていて、あまり散策はできませんでしたが、宿の周りにはおしゃれショップが並んでいました。









↑この建物、暗闇(といっても18時頃)でハロウィンぽくなってしまいましたが、元は銀行という瀟洒な洋館をリノベしたレストラン。まずはここで夕食。





それからカフェバーに梯子して、久々に会う旅友との尽きることないさおしゃべりタイム。

オシャレなんだけれどリーズナブル。東京だと土地代高いから、この雰囲気でディナー1400円とか、カクテル600円とかは難しいですよね。

そして宿へ。
いつもの通り、ドミトリー泊まりですが、個室もあるハイクオリティな宿でした。





というか、ここハイクオリティすぎでしょ。このリビングから続くテラスからは星や朝日もばっちり見えました。







1泊3300円。

個室ではないけれど、共有スペースがおしゃれで使いやすいなら、むしろホテルよりも快適だと思うのはわたしだけ?



ベッドは寝るだけだし…。
しかもこの宿は、ドミトリーのクオリティーも抜群。バスタオルも無料。



そして宿の1階は、かなりの規模のマルシェとレストランスペース。





地場産の素材やナチュラル系の食材や雑貨。ハイセンスな品揃え。

700円で追加できる朝食も、新鮮な食材で調理されたものでした。



ソーセージも卵もすごく美味しくてびっくり。トーストもふわふわでもちもちなうえ、クリーミーな味わい。

レストランスペースもおしゃれで遊び心たっぷり。レスランウェディングもできるそうです。







旅友から紹介してもらったのですが、最高すぎる宿でした。
HPはこちら→Chus チャウス 

間違いなくリピート決定です!!
今回はゆっくり見られなかった黒磯タウン。次回はたっぷりと楽しみたい♪







カフェ、雑貨屋、花屋、アパレル、アンテアショップなどなど…。

見て回るだけでも楽しめそうなお店が目白押しでした。
「黒磯 オシャレ」で検索すると、特集記事がいくつも引っかかりま〜す。

というところで、続きはまた明日。
茶臼岳を目指します。


【今朝のおうちごはん】

・ベーコンエッグ
・ハンダマ(金時草)のサラダ
・オカワカメのおひたし
・トースト
・ぴよよん風野菜スープ

今日もいい日になりますように!



紅葉の北多摩でお団子を食べる

2022-10-28 06:58:00 | カフェ・お店巡り
北多摩の紅葉、少しずつですが彩りを増しています。

ケヤキ、プラタナス、モミジバフウ







星型のフウの葉。落ちているのは黄色いのに見上げればまだ緑色。



イチョウの葉も緑と黄色のせめぎ合い。



お気に入りのカフェの庭。スズランノキは真っ赤になりました。黄色いのはカエデ↓



この日はお気に入りのテラス席に先客。室内も混んでいて、はじめての奥の間。




久々に看板メニューの「焼き団子」を注文。


写真を撮る前にうっかりお手付き(左下)。
かじった後でスミマセン(^^;;

国産米粉のお団子を香ばしくお醤油で焼いた素朴な一品。ほうじ茶付きで350円。

だいぶかよったようで、先日スタンプカードがいっぱいになりました。むしろお礼がしたくて、リースをお届け。



素敵なリビングにちゃっかり飾っていただきました。



いけるかなぁって思ったのですが、この素敵なリビングでは見劣りすることこの上なく…。
人にお贈りするにはまだまだ修行が必要なようです。


【昨夜のお外ごはん】

・シソご飯にナスと挽肉を乗せた老舗カフェのオリジナルメニュー
〜30年間人気の味に偽りなし!

今日もいい日になりますように!





ランキング13位の恐怖〜スパムにご注意〜

2022-10-27 14:47:00 | 雑感
ブログを初めて12年。突然の休憩期間が入ったり、サイトを行き来したり、紆余曲折あるものの、ごく平凡に、マイナーに個人の日記的な感じで更新を続けてまいりました。そんな地味なブログに驚くべき事態が勃発。

発端はコメント欄。明らかに悪質なサイトへの誘導目的であろうコメントが立て続けに書きこまれました。

「good works 【URL】」的なコメント。この時点ではとにかく早く対処したくてスクショとか忘れたので実物がお見せできずすみません。

で、こんなコメントを野放しにしてはいかんと、コメントを消そうと思ったのですが、操作が分からず、かと言ってうっかり開くのも怖いので、とにかく記事ごと削除しました。結果的にはこれがよかったようでコメントは止みました。

翌朝。

いつものようにブログを書こうとアプリを開くと



なんですか!?
この見慣れない数字は!

表示ミスかと思いgooブログのサイトからも確認してしまいました。

本当に13位でした。


いつもランキングなんて見ていないので、1位の方が群を抜いていることにもびっくり。格違いなんですね。

…でこのあたりに来て、ようやく思い当たった前日のコメント騒動。

調べてみると、これが「リファラスパム」ってやつなんですかね。

滞在時間なく、同じ記事に立て続けにアクセスしてくるようです。記事を消していなかったらどうなっていたのでしょうか…。不特定多数を攻撃するようなので、記事を消してしまえば、縁は切れるようです。あってますか?

よかったぁ。

「記事を消す」が正解だったんだぁ。…多分。
  
ちなみにその記事はコピペして再投稿しましたが、特に問題はないようです。

長年ブログを続けてきてきましたが、まだまだ知らない落とし穴があるようです。

なんでもそうですが、何事も経験しながら学んでいくことが大切ですね。

たとえば、クレカを落としたり、スキミングされたり、海外でスリにあったり… 

↑全部やらかしました…(^^;;

落とし穴が怖いからって、一歩を踏み出さないと、何が落とし穴なのか、それはどこにあるのかとか、もし落ちちゃったらどうするのかとか…、結局怖がっているだけで身近な危険に気がつかなくなりますから。

もっとも一度の失敗が大惨事につながることもあるわけで、そこは注意を払い、アンテナは常に張り巡らせておかないと…

今回はまた新たな脅威を知ることができました。その上、被害もなく(おそらく)、むしろランキングアップで、読んでくださる方が増えた???

スパム飛ばした方には何かメリットはあったのでしょうか…。モヤモヤが残ります。



↑最初の2日だけで、もうすっかり平常運転。

まあ、なんにしても普通が一番。分相応!これからものんびり運転でやっていきま〜す。


【昨夜のおうちごはん】

・北多摩初のお好み焼き
・ルイボスティー

今日もいい日になりますように!