ちょっと不思議なチチコグサの仲間(ウラジロチチコグサ?)を見つけました。
やたらと茎が平べったく太いのです!!!
これ、キク科やアブラナ科、多肉植物などでたまに見られる「帯化「たいか)現象」というやつだと思います。
フェンス越しの観察だったためあまり詳しくは見られなかったのですが、帯化は成長点で何らかのトラブルが発生し、茎が帯状に広がる現象と言われています。
Wikipediaによるとその原因は
1 成長点の分裂組織で起こる突然変異
2 細菌感染
3 ダニや昆虫による傷害
4 一部の植物では受粉機能の低下や花粉量の不足
何かよくわからないけれど、とにかくこんな感じで通常とは違う姿に成長してしまうわけです。帯化した茎は先端に向けて扁平に広がっていくため、その広がりに合わせて花びらや葉も増えていきます。
初秋の頃に咲くケイトウは、この帯化が種として定着したと言われています。
こちらは去年場合で見かけた帯化したタンポポ。花はどんなだったのか気になります↓
奇形なんて言われ方もしますが、こうした突然変異があって、生物は絶えず進化しているわけなんですよね。
おもしろいなぁと思います。