昨日11月17日 PM10:00にやっていた番組。
たまたま間違って録画していた。
せっかく録画されていたのだからと
しっかり見ることにした。
私は認知症に興味はない。
いや、興味がないのではなく、
興味を持つのを避けてきた。
もし自分が認知症になったら・・・。
そう思ってしまうのが目に見えているからである。
私は現役時代、メモは欠かさなかった。
忘れて仕事を失敗することを極度に恐れていた。
番組に登場した61歳の男性を見て
案の定、あの頃の自分を投影してしまった。
番組の彼は、かつてはコンピューター会社のシステムエンジニア。
その前は中学校の数学の教師。
16年前に異変を感じ、
10年前にアルツハイマー型認知症と診断された。
幸い私は認知症ではない。
物忘れはするが、まだ範疇だと思っている。
職種は全く違うが、そんな私でも仕事中に対する
忘れる事への恐怖と緊張感は、
過大なストレスであった。
番組の中の彼は、私など比較にならないほど
深刻な状態でも、決して諦めず病気に立ち向かっていた。
カラオケを歌い、パソコンを使いこなし、
タブレットを操り、英語のスピーチに挑戦する。
社会に認知症への理解と共感を得るため、
マラソンのキャンペーンでアピールし、
全国で100回近くの講演活動を行う。
独身の彼は、家族の支援を受けることもできないが、
ひとり病気の進行と戦い精力的に生きている。
その彼のスピーチでの言葉。
「認知症であっても 不便ではあるけど 不幸ではない」
人間の尊厳とか、プライドとか
言葉に表せぬ何かを感じた。
もし自分が同じ立場だったら、
同様の生き方をすることができるだろうか?
病気の進行により、仕事を止めざるをえなくなったとき、
どんなに心細かっただろう。
それでもいつもの生活を維持するために、
様々な工夫をして不便の壁を乗り越えてきた。
失敗の内容と、その対策をパソコンに残す。
発想の転換で失敗を楽しむ。
そういえば今の時期、
『掟上今日子の備忘録』というドラマも民放でやっている。
認知症とは異なる病気で、
一日経って寝ると、前日のことを全て忘れてしまう
若い女性の探偵の話だ。
記録に残す。
共通するのは、一日一日前進するためには欠かせない行為だという事。
もうひとつ共通するのは、
本人は決して自分を不幸だとは思っていない事。
諦めず、明るく、前向きに生きる。
認知症には欠かせないアイテムがある。
自筆のメモ パソコン 携帯電話。
それらは外付けの記憶装置。
不確かな脳の働きを補うために、必要不可欠である。
「記憶にはないが、記録に残る。」
自分が生きた確かな記録がそこに残るのだ。
「人のために役に立ちたい」
「認知症になっても暮らしやすい社会を
私と一緒に作りませんか?」
「使命とやりたいことが一致すると、生きがいになる」
「私は今 かなり生きているぞ」
彼の活動の原点である。
「頑張ってますか?」ではなく、
「楽しんでいますか?」
もし私が彼と会うことがあったら、
そう声をかけたい。
物忘れのおかげで、メモを早くとる特技をもったオヤジが一句。
飲んだ数 わざと忘れて また一本
(全国酒類普及協会 認知支部)
お粗末。
たまたま間違って録画していた。
せっかく録画されていたのだからと
しっかり見ることにした。
私は認知症に興味はない。
いや、興味がないのではなく、
興味を持つのを避けてきた。
もし自分が認知症になったら・・・。
そう思ってしまうのが目に見えているからである。
私は現役時代、メモは欠かさなかった。
忘れて仕事を失敗することを極度に恐れていた。
番組に登場した61歳の男性を見て
案の定、あの頃の自分を投影してしまった。
番組の彼は、かつてはコンピューター会社のシステムエンジニア。
その前は中学校の数学の教師。
16年前に異変を感じ、
10年前にアルツハイマー型認知症と診断された。
幸い私は認知症ではない。
物忘れはするが、まだ範疇だと思っている。
職種は全く違うが、そんな私でも仕事中に対する
忘れる事への恐怖と緊張感は、
過大なストレスであった。
番組の中の彼は、私など比較にならないほど
深刻な状態でも、決して諦めず病気に立ち向かっていた。
カラオケを歌い、パソコンを使いこなし、
タブレットを操り、英語のスピーチに挑戦する。
社会に認知症への理解と共感を得るため、
マラソンのキャンペーンでアピールし、
全国で100回近くの講演活動を行う。
独身の彼は、家族の支援を受けることもできないが、
ひとり病気の進行と戦い精力的に生きている。
その彼のスピーチでの言葉。
「認知症であっても 不便ではあるけど 不幸ではない」
人間の尊厳とか、プライドとか
言葉に表せぬ何かを感じた。
もし自分が同じ立場だったら、
同様の生き方をすることができるだろうか?
病気の進行により、仕事を止めざるをえなくなったとき、
どんなに心細かっただろう。
それでもいつもの生活を維持するために、
様々な工夫をして不便の壁を乗り越えてきた。
失敗の内容と、その対策をパソコンに残す。
発想の転換で失敗を楽しむ。
そういえば今の時期、
『掟上今日子の備忘録』というドラマも民放でやっている。
認知症とは異なる病気で、
一日経って寝ると、前日のことを全て忘れてしまう
若い女性の探偵の話だ。
記録に残す。
共通するのは、一日一日前進するためには欠かせない行為だという事。
もうひとつ共通するのは、
本人は決して自分を不幸だとは思っていない事。
諦めず、明るく、前向きに生きる。
認知症には欠かせないアイテムがある。
自筆のメモ パソコン 携帯電話。
それらは外付けの記憶装置。
不確かな脳の働きを補うために、必要不可欠である。
「記憶にはないが、記録に残る。」
自分が生きた確かな記録がそこに残るのだ。
「人のために役に立ちたい」
「認知症になっても暮らしやすい社会を
私と一緒に作りませんか?」
「使命とやりたいことが一致すると、生きがいになる」
「私は今 かなり生きているぞ」
彼の活動の原点である。
「頑張ってますか?」ではなく、
「楽しんでいますか?」
もし私が彼と会うことがあったら、
そう声をかけたい。
物忘れのおかげで、メモを早くとる特技をもったオヤジが一句。
飲んだ数 わざと忘れて また一本
(全国酒類普及協会 認知支部)
お粗末。