バレーボール練習方法（セッターを育てる）

セッターになるからには、単にトスを上げるというところから、一歩進んで、ブロックを翻弄するトスアップを目指したいものです。そのため、昨日の記事「セッターが使うトスアップ技術の一例」に一部紹介したとおり、あえて基本とは異なるフォームでトスを上げることができたら有利ですよね。

　で、今日から数回にわたって、フェイクトスを上げるための練習方法をご紹介します。
　コツは、あせらず、一つ一つ丁寧に練習し、基本をしっかり押さえその後に応用をしていくことです。飽きが来ないよう、１０分～１５分で内容を切り替えながら練習していくといいと思います。
　特に小中学生で、今からバレーに取り組むという選手は、我が家で両親や兄弟、友達と練習することもできますので、頑張ってください。

では、本日の練習をご紹介します。
本日は、これ、ヘディングです。
図を見て下さい。青いシャツはコーチ、ピンクがセッターの練習をする選手です。
最初から手を使ってパスをするより、まず、ボールの下にしっかり入って、体全体でボールを捕らえ、返球する感覚をつかみます。膝を伸ばす動作や体幹がしっかりと安定した状態で、ボールに力を伝える感覚として体得するために持ってこいの練習です。
この練習を行うに当たって注意してほしいことを、次の記事にアップしますので、そちらも合わせてご覧いただくといいかと思います。


図１・・・コーチとセッターは３ｍくらい離れて立ちます。で、コーチは図のイメージく 
        らいで、ボールを相手の額付近に行くよう山形に投げます。この時、投げる
        側は、丁寧にやさしくボールを投げるようにします。セッターの額を狙って投
        げるくらいの感覚で行ってください。

          選手同士で行う場合は、１０本くらいやったら交代して練習したらいいと思
        います。しかし、くれぐれも、投げる側が丁寧に投げてやることが大切です。
       （選手通しでやらせると、雑になることがあるんですね。）

図２・・・セッターはボールを上目使いに見ながら、額から髪の生え際付近でボール
       を捕らえてヘディングでコーチに返球します。この時常にボールから目を離さ
       ないようにするのがコツです。ヘディングの瞬間、↑の方向に体を伸ばし（膝
       を軽く伸ばす感じですかね・・。）、体を伸ばした方向にボールを返球するよう
      にします。

図３・・・慣れてきたら、２～３歩横に移動してヘディングします。
　　　　　ここではコーチが、ボールを投げようとする方向にまず体を向け、投げる
         方向をセッターに示した後ちょうどよいくらいのボールを投げます。基本の
         基本ですから、ここではとにかくやさしいボールを投げて、丁寧に練習させ
         ます。

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