ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

セッターとアタッカーの関係(その13・・・選手レベルを元にチーム力を計算する(選手レベルの和で計算)

2013年05月07日 07時46分40秒 | セッター・トス

はじめに
セッターの上げるトスを一定にして、それにアタッカーが合わせて行くのか、アタッカーの要求するトスをセッターのほうが覚えていくのかの考え方について質問がなされ、今、それについていろいろな考え方の元になりそうな話をしているところです。

今日から次回まで、選手個々の力がチーム力にどう影響するかというお話をしてみます。
練習してレベルを上げて行く子供たちに良くする話です。

チーム力は、選手のレベル数値を掛け合わせた数(積)で表される
この話、聞いたことがあるという方は多いのではないでしょうか?
「そういうこと言われんでも、わかっとるわい」と言われる方がおられるかもしれません。
選手個々の力を合わせてチーム力を考えるとき良く言われる話です。

今日はその話の前置きのような話をいたします。


チーム力を選手個々のレベルを加えた数(和)で考えるとどうなるか
レベル1の選手が揃った場合
例えばレベル1の選手が9人集まったとします。
選手の力を足し合わせると

1+1+1+・・・・・+1=9・・・・・・・・・・(1)

チーム力は9と考えます。

上記の選手全員がレベルを1.1にアップさせた場合
そのチームのメンバーが仮に0.1力を伸ばし、個人のレベルが1.1になったとします。

するとそのチーム力は

1.1+1.1+・・・・・・+1.1=9.9・・・・・・・(2)

となり、そのチームレベルは(1)の式で導かれた「9」から「9.9」となり、チーム力も1.1倍にアップしたと考え
られますね。

レベルを上げた選手と下げた選手が混在する場合
また、5人が0.1レベルを上げて1.1となり
1人が0.2レベルを落として0.8となり
3人が0.1レベルを下げて0.9になった場合を考えます。
すると

1.1+1.1+1.1+1.1+1.1+0.8+0.9+0.9+0.9=9・・・・・(3)

すると(3)の式のとおりレベルは「9」ということとなり、(1)の式で導かれた「9」と同じ数値が出て来ます。
もちろん、この数値が元の「9」より、若干上がったり、下がったりする場合もあるわけですが・・・。

おわりに
選手個々のレベルからチーム力を考えるとき、今日紹介したような考え方でもいいかとは思いますが、選手のモチベーションを上げるためには、その説明をする時は、選手個々の力の和ではなく積で計算するのだという説明をしています。
そのお話は、次の記事で行います。

本日ここまでです。

 

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お待ちしております。^^ (ikutan)
2013-05-07 11:51:03
お久し振りです。お世話になっております。
やっぱり宮崎と比べると松江でも寒いですか。北海道のGWは寒すぎて真冬に戻ったみたいでした。当然、桜もまだまだです。
チームワークは大切ですね。一人の力の向上が1.1倍だとしても、チーム力全体では1.5倍にもなるかもしれませんし。昔マリナーズ時代末期のイチローに対し「個人記録重視で、チームに貢献していない」ようなことを言われていた時期がありましたが、イチローの努力する姿を見ても他のメンバーが何も感じないことが問題で、やはりチームの勝利には結びつきませんね。チームのモチベーション向上って難しいですね。
10月の北海道は朝晩少し寒いですが、「さぁーみんな、帯広に行って「ぶた丼」腹一杯食べるぞー」というモチベーションで全国大会出場できることを祈っております。
思い出の地ということで、奥様も楽しみにしていることでしょうね。お待ちしております。(^_^)



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ikutanさんへ (磯野)
2013-05-07 21:58:39
コメントありがとうございました。
他力本願なんですけど、チームメートにお願いして、北海道に連れて行ってもらいたいと思ってます。
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