ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

セッターとアタッカーの関係(その15・・・両方が歩み寄る姿勢が大事)

2013年05月10日 07時38分04秒 | セッター・トス

はじめに
それぞれのアタッカーが様々なトスを要求するので、セッターはそれに合わせてトスを上げて行くのか、それとも、セッターが一定のトスを上げてアタッカーがそれに合わせて行くのかということについて考えてきました。

両方が歩み寄る姿勢が大事
スパイクの究極の目的を考えると、それは得点を取ることにあるわけです。
と、なれば、得点が取れる状態にあれば、よいわけなんです。
アタッカーの打点が高かったり、巧みなテクニックを駆使してブロックアウトをとったりして、得点できるというのであれば、アタッカーの好きなトスでスパイクさせたほうがよいということになります。そういうときば、アタッカーが要求する打ちやすいトスを、セッターが上げるべきです。

しかし、相手チームのブロックやレシーブが良く、なかなか点が取れない。あるいはブロックに餌食にされてしまうということになれば、ちょっと考えなければなりません。
そこでは、ある程度打ちにくくても、セッターが計算したトスにアタッカーのほうが合わせて打つということを考えたほうがいいのです。
しかしながら、そうは言っても、アタッカーにその技術がないということになれば、元も子もありませんから、ある程度の妥協点を見出す必要が出てきます。

チームの戦術を考えつつ、アタックが決まるというトスを考えないといけないのです。

下の動画を見て下さい。
あまり、身長の高くない、セッターとアタッカーがコンビネーション攻撃をしようとしています。
Aクイックについては、アタッカーが要求するとおりのトスをセッターが上げることとし、アタッカーの要求に応じてAクイックのトスを右肩側に上げたり、左肩側に上げたりして、コースの打ち分けをさせているのです。
この部分ではセッターはアタッカーの要求するトスを上げて行くということとなります。
250505セッターとアタッカーの関係
しかし、時間差のセミや平行を打つ白シャツの選手については、彼が打ちやすいというトスではブロックに掛るおそれがあります。
つまり、打ちやすいトスでは試合でブロックに掛ってしまい得点できない、失点になる可能性もあるというわけです。
そこで、Aクイックをオトリにして、次のブロックが来ないうちにスパイクしてしまおうということにし、セッターが提案するトスの高さにアタッカーのほうが合わせて行くということで練習をしています。


ネットを使ってスパイクしているのは初日の動画です。なかなかスパイクが決まりません。
ネットを張っていますが、これはミニバレー用のもので2m25cmの高さしかないのですが、この高さでもスパイクが決まらないというあり様です。

後半のほうは、ネットの代わりに2m35cmの高さにゴムヒモを張り、これをネットに見立ててコンビネーションの練習をしています。
動画では何もない所でスパイク練習しているように見えるかもしれませんが、実は、ゴムヒモ張って練習しています。(まだ、練習場所の確保もできず、コートもネットもない状態での練習をしているチームの動画です。)
これは、ミニバレーのネットを使っての練習から1週間後の練習動画ですが、練習を重ねて行くことで、徐々にスパイクが決まるようになっていきます。

このように、実際の場面では、現在チームが参加している大会のレベルに合わせて、スパイクが決まるようにするためにどうするのが良いか、つまり、アタッカーにのびのびと打たせたほうがいいのか、それとも、オトリのアタッカーを使い、ブロックが来ない状況を作り、その間隙を突いてスパイクしたほうが良いのかを考え、セッターとアタッカーがトスを合わせて行くということになります。

結論
セッターとアタッカーの関係は、セッターのトスにアタッカーが合わせる場合もあるし、セッターがアタッカーの要求するトスを上げる場合もある。っと、まあ、このようなことになると思います。

以上、セッターとアタッカーの関係に関する記事を終了します。
頑張ってください。

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