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図の説明
●・S・・・・トスアップ時のボールの位置を示しています。
床からの高さをsメートルとします。
●・P・・・・トスの頂点のボール位置を示します。
床からの高さをpメートルとします。
●・H・・・・スパイクを打つ時のボールの位置を示しています。
床からの高さをhメートルとします。
T・・・・・・トスアップからスパイクヒットするまでの時間(秒)です。
計算の準備
まず、Aクイックをマークしているブロッカーが、トスアップ後何秒で床に着地しているかをビデオで計測し、この数値をtとします。
セッターがトスアップする時のボールの位置が床から何mの高さにあるかを計測し、この数値をsとします。
次にアタッカーの打点が、床から何mの高さにあるかを計測しこの数値をhとします。
トスの頂点を床から何mの高さにすればいいのかということを求めるのですが、ここでは方程式を解くのではなく、計算機を使って解きますので、仮の数値をpに代入していきます。
計算方法
p(トスの頂点の高さ)に適当な数値を代入して
pからs(トスアップする時の床からボールまでの距離)を引きます。
その時出た数値を4.9で割って下さい。現れた数値をαとします。
次にpからh(アタッカーの打点の床からの高さ)を引きます。
その時出た数値を4.9で割ってください。こうして現れた数値をβとします。
で、αの平方根(計算機でαの数値が出てる状況で「√」のボタンを押せば求められます。)とβの平方根の和(足し算の答え)を求めてこれをTとします。
これが、トスアップからスパイクのヒッティングまでの時間なんですね。
この計算によって求めたTとブロックが落ちるまでの時間tとを見比べてみてください。
0秒1以下の誤差ならその高さのトスを練習すればいいと思います。
tとTの間に0秒1以上開きがある時は、pの数値を5cmくらいずつ、上げたり下げたりして計算してくださいね。そうやっていくと、だいたい、近い時間帯が判明してきます。
計算機使って、何度かこの計算を繰り返して、時間差攻撃する上で一番都合のいいトスの高さを導きだして、その高さのトスを練習するといいと思います。
例題
トスアップの高さ・・S=180cm(1.8m)
トスの頂点・・・・・・・P=335cm(3.35m)
スパイクの打点・・・H=230cm(2.3m)
の時、トスアップからヒッティングまでの時間を求めてみましょう。
解答
ということになります。
だいたいの時間を求めればいいのですからね。
難しく考えず、電卓使って、色々やってみてください。
では、失礼します。
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