はじめに
慣れてきますと、レフトオープンだろうが、ライトオープンだろうが、トスが前から来ようが、はたまた後ろから来ようが巧みに体を入れ替えながら、最終的にヒッティングポイントにボールを持って来ることができて、スパイクすることができます。
しかし、初心者だとそうはいきません。
まずは一番ボールを捕らえやすい方向に助走して、次にボールに力を加えやすい形でジャンプして、無理なく打ったボールがコート内に入るように、そしてできればブロックも外すように、まあ、そういう形でスパイクを打たせたいわけなんですね。
で、助走についてはトスに向かっていく方向でコース取りし、ジャンプの瞬間に若干左肩を入れ(前に出し)空中で上体を左に捻りつつ、スパイクしようというお話をしてきたわけです。
しかし、このジャンプの際左肩を適当に入れてみても良いスパイクは打てないのです。
理想的な角度というのは下図のピンクシャツのような状態ですね。
これを図にしますと下図のようになります。左肩を入れた結果、体の向きは
で表示したような感じになります。
トスに対して45度の角度で助走したら、その半分の22.5度くらいになるようにジャンプするのが良いのです。
ただ、正確にこの22.5度を守れるとも思えませんので、今回はどのような肩の入れ方をしたら、どのようなスパイクが打てるかというお話をして見たいと思います。
3つのパターン
トスが飛んで来る方向との関係で、ジャンプ時の肩の入れ方については大きく分けて3とおり考えられます。
一つ目は下図のとおり、トスが来る方向よりも左肩後ろであり、かつ
助走のコース中心で考えると左肩のほうが前に出ている場合。
この形が理想です。右肩を左肩方向に捻りつつスパイクできると思います。
次は左肩を入れ過ぎた状態です。オレンジゾーンですが、こうなりますとトスを捕らえることだできなくなります。
トスボールが左肩越しに来ることとなり、トスが見にくいのです。
最後に黄色ゾーンですがこれは助走コースに対して右肩のほうが左肩より前に出ていて、スパイクする際、右肩のほうが前に出ているからこれ以上右肩を前に捻りつつスパイクすることができないのですね。
助走コースに対して右肩が前に出て、完全に体は左を向き、正面からのトスを待っている形になります。のです。
ボールがよく見える利点はあるが、これ以上体を左に捻ることはできませんので、体の回転を利用してスパイクするということはできないのです。
本日ここまでです。
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