ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

スパイクボールの到達時間が0.3秒未満ならレシーブは無理。0.4秒以上なら突っ込む価値がある。

2010年07月16日 11時45分46秒 | レシーバーのプレー
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スパイクがレシーバーのところに到達する時間によって、レシーブ可能か、不可能かを見極める
 下表を見て下さい。これはスパイクのスピードと、ボールが一定の距離に到達するまでの時間との関係を表したものです。
 
 例えば表の一番上にある時速120kmのスパイクは男子のトップレベルの選手のスパイクですが、これだと秒速33.3mで、
  5mだと0.15秒、6mだと0.18秒、8mだと0.24秒で到達するということを表しています。
 
 15mの距離というのは、レフトオープンからクロスにスパイクして、相手チームの後衛レフトのコーナーぎりぎりに行くくらいのスパイクがたどる距離になります。
 どのコースに飛んでいくボールがどのくらいの飛距離になるのかも、また、後日アップしますので、お待ちください。
             
レシーブ困難なパイク
 結論から言いますと、表の左上にあるピンクの枠にあるスパイクは到達時間0.3秒未満でレシーブ困難と把握しています。
 すみません。詳細は不明なのですが、人が反応できない基準として、昔教えられ、そのように私たち捕らえてまいりました。
 実際にやってみても、若干個人差はありますが、だいたいこの辺が、近い数値の感じはいたします。
  絶対に取れないというわけではないのですが、レシーブすればかなりのファインプレーという感じのスパイクボールと捕らえています。

正面に入ればレシーブできるスパイク
 上の表のうち黄色の枠に入っている0.3秒台のスパイクですと、スパイクコースに入っていれば下図の範囲(下図の黄色で示した自分の周辺)に来たスパイクに反応できるということなのです。
 
 このレシーブの方法に関する詳細は前々日にアップした「
レシーブのポジション取りは、トス及びスパイクとのスピード競争になる」を見てくさいね。
           
 これを成功させるには、スパイクされるまでにコースにしっかり入っておく必要があります。一歩も動かずにレシーブできる範囲なら対応できるというように考えるのですね。

一歩移動してレシーブできるスパイク
 で、ここで再度先ほどの表を提示しますが、この表の緑の枠で囲まれた0.4秒台でボールがレシーバーの所に到達するようなスパイクは左右に1歩動いてレシーブできるとの把握をしています。
           
 
この場合のレシーブの範囲はだいたい下図のようなイメージです。サイドステップで1歩左右に動ける範囲であり、
 
まず、スパイクのコースを読んで、そこで、構えますね。その状態が下図の黄色のシャツの状態です。
 で、そこから、ほんの一瞬ですが、スパイクのコースを見極めます。
 そして、そのコースに動きますね。右なら緑のシャツの位置へ、左ならピンクのシャツの位置に動くのです。
 この図は、自分自身の移動可能範囲(0.4秒)を示したもので、私の場合右に動くほうが10cmほど幅広く動けたのでそのまま記載しました。
          
 この方法でレシーブできる横の範囲は
     60cm(正面)+120cm(左)+130cm(右)=310cm
となり、概ね3mですね。
 で、それぞれのポジションでレシーブできる範囲はだいたい下図と同じです。
          
0.5秒以上かかって到達するスパイクボール
 これは、一応イズィーボールとの認識を持っていて、これは、レシーバーが声を出し合って連携し、すべてレシーブするという認識を持っていました。失敗すると、ときどき、文句も言われるタイプのボールです。

 で、明日は、こういう感じで個人の能力に合わせた捨てるボールと拾うボールを区別した上で、実際に、どのようなポジション取りをしていくかをお話したいと思います。
 言い忘れましたが、この、選手個々の反応速度や移動速度はビデオカメラがあれば、すぐに測定できますのね、ご希望があればまたお話しします。
では、今日はここまでで、失礼します。




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