ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

ライト側のセミを打つ・・・第6日目(ブロックからセミに入る練習を・・・)

2010年12月10日 11時45分25秒 | ライト側のセミを打つ練習

本日の練習について
今日は、相手のスパイク攻撃に対してブロック参加した後、そこからすぐにセミに入るための練習をします。
見出しの図で行くと、前衛ライトがとすばやく、しかもリズム感よく動いて、ブロックとセミクイックを一連の流れの中でこなす練習をします。

準備
コーチ(控えのセッターでもいいのですが・・・)が、ネット際にボールを持って立ちます。下記図面●の位置ですね。
で、の位置からスパイクが打てるようにアタッカーを配置します。
理想はコーチ(又はセッター)が実際にトスアップして、これに合わせての位置からスパイクし、反対側に入っているレシーバーやアタッカーがこれに反応して動くというのがいいのです。

しかし、そういかない場合も多々あると思いますので、その場合は、台を持って来て、コーチが台の上に立って、ここからスパイクボールを打って、球出しするという方法で練習します。


前衛のライトの選手は3番の選手ですが、黄色いシャツの位置に立ちます。この位置は、ブロックの準備をしている場所ですね。通常は、相手側の時間差のセミとレフトオープンをマークしたりしますね。
この場所は、チーム事情に合わせて、実際に受け持つ分担を考慮した位置取りをしてくださいね。

セッターは2番の選手ですが、黄色いシャツの位置に入ります。
ここでは前衛ライトの練習方法の説明ですので、その動き方を中心に説明いたしますが、他のアタッカーも入って、ブロックからスパイクに行く練習をやるのもいいと思います。連動して動くのですね。

レシーバーは例えばで示した4、5、7、8、9のような位置に入れるのですが、アタッカーの動きを覚えさせる練習ですので、レシーバーはどこか1人、多くても2人くらいを入れる程度にして他は別の練習するか、球拾いするかして、レシーバーにも、セッターにもアタッカーにも、同じパターンを続けて何度も練習させたほうがいいと思います。
ここでは5番(中衛センター)を入れたと仮定して説明させていただきます。

なお、本日は、アタッカーがいない場合、つまり、台の上のの位置にコーチが立って、スパイクボールの球出しをする方法で説明しますね。

 

練習方法
直上トス
コーチはの位置に台を置き、その上にボールを持って立ちます。
で、「ハイ、オープン」等と声を掛け、持っているボールを直上に投げ上げ、これをヒットします。
この時、コーチが投げ上げるトスの高さですが、最初は相手チームのオープントスと同じくらいの高さでスパイクします。(トスの高ささえオープントスの場合と同じにすれば、実際の試合でのオープントスのタイミングと同じタイミングでブロックに行く練習ができます。)
で、慣れて来て平行トスを想定した練習をしたいときは、コーチが投げ上げるトスは想定している平行トスの高さと同じにすれば、これまた、実際の試合でブロックに行くのと同じタイミングでブロックに行く練習ができます。
一つは、このコーチがヒッティングする時のトスの高さがいかに実際の試合で使われるトスに似ているかということが大事になりますからね。
ここは、コーチの腕の見せ所です。

ブロック
前衛ライトは、黄色シャツの位置でブロックに行く準備をし、コーチが直上にトスアップをしたらの位置に移動して、6番の選手(中衛ライトが一般的です。)とともにタイミングを合わせてブロックに跳びます。

コーチのスパイク
で、コーチは自らトスアップしたボールを5番の選手目がけてスパイクするわけですが、ここは、あくまでもアタッカーの練習ですからそんなに激しいボールを打つ必要はありません。
ただ、あまり遅いボール(山形のボール)では、時間がかかり過ぎてアタッカーにも余裕ができ練習になりません。
レシーバーが比較的簡単にレシーブしてセッターに返球できるボールで、しかも、アタッカーはブロックから着地したら、大急ぎで助走ポジションに行かないとトスアップに間に合わないというくらいの、ぎりぎりのスピードボールを打ってほしいのです。

レシーブから返球まで
スパイクボールを5番の選手がレシーブしてセッターに返球しますね。
この間に、3番の選手はブロックから着地するや、反時計回りに体の向きを変えつつ、助走開始ポジション(グレーのシャツの位置ですね。)に移動します。

トスアップと助走からヒッティング
後は、昨日と一緒ですね。トスアップのタイミングに合わせて助走を開始し、30度助走で超クロスのライトセミを披露してください。


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3 コメント

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そうですね (磯野)
2010-12-10 18:11:30
そうですね。せれママさんの言われるとおりで、前衛ライトは、できればCクイックやDクイックに入ったり、Aクイックのレフト側に回って時間差のセミ打ったりの攻撃参加を優先し、チャンスボールは中衛センターに拾わせたほうがいいのですよね。

また、この一連の動きは、最終的には、選手それぞれが無意識にハイスピード動いてもぶつからないというところまで、精度を上げて行く必要がありますね。

そこで、重要なのが判断スピード。明日の記事でアップ予定ですが、チームとしてチャンスポールか、それともスパイク攻撃かを判断して、ポジションの切り替えをすばやく、しかもタイミング合わせて行えるようにしないといけないのですね。

っとなると、せれママさんが言われるとおり、何本も何本もぜ~ぜ~言いながら、意識しなくても体が勝手に動くくらいまで、体に覚え込ませる必要がでてくると思うのですね。
返信する
Unknown (せれまま。)
2010-12-10 12:28:16
追加ですが、ライトセミもレフトセミもそうですが、下がりすぎず、下がる時はまっすぐ!!
下がらないと、中センや後ろとかぶり、綺麗な攻撃と、もしダイレクト玉が勢いで返球されたときに対応しきれず、あたふたしたことがありました。
特に攻撃型のチームでは明確な位置を決めメンバーいろいろ変更してもいいように確認したほうが生かされますよね^^
返信する
Unknown (せれまま。)
2010-12-10 12:20:48
この練習、ライトもレフトもした事ありますが、本当にセミ位置は体力がいりますよね。。上がり下がり、ブロック、スパイクが続くので、下がる時に足がもつれそうになります。笑
年齢を重ねると、前はまだいけても下がる時にどうしてもまごまごして、助走が遅れたりしたこともありました。
ただ繰り返しすることに体力もつき、トスUPが少し下がる位置に玉が飛んできても、余裕をもってチャンスボールをオープンにあげれるようになりました^^
この1.5Mをぜ=ぜ=いいながら頑張るのですが・・・、本当に体力いりますよね!!!
サッカー選手って、ず~っと90分これするんですよね。。。。

すごいです。
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