はじめに
7月に行った島根クラブとの練習試合は、今一歩結果を残すことはできなかったものの、内容としては随所に練習していたプレーを見せ、次に期待できるチームとなっていることが分かりました。
選手の中には、「なかなか、うまくは行きません・・・」と落胆の表情を見せる人もいましたが、私は「まだ、実力を出し切っていないし、その実力も現在伸びている、その途中にある」と訴えました。
「磯野さん、相変わらず強気ですね」
と選手は言いますけどね、私は、実際にそう思っっていました。
そこで、9月にもう一度リベンジの練習試合をして、結果を残そうと考えたわけなんです。
一番の戦術
9月のリベンジで採用したい戦術が一つありました。
それは実力を出すための戦術。すなわち、メンタル調整でした。
そして、その方法として考えたのが、
声出しでした。
これまでにお話して来た声出しの効果について選手に訴えますと、選手は、
「そこまで言うなら、いっちょ付き合いますか・・・」
ってなノリでやってみようということになりました。
声出しの練習
「じゃ、自分がまず音頭を取るから、やってみてね。まず、私が『ウィンズ~、ファイト』と声を掛けるから、それに応えて皆さん『オー』と声を揃えて応えて下さい。じゃ、行きますよ。」
という具合に声出しの練習をしたわけなんです。
そ、そ、申し遅れましたが、ウィンズというのは、私たちのチームの名前です。皆で案を出しあってこのチーム名になりました。チーム名の由来はまた、別の機会にいたします。
積極的に付き合ってくれたのは、中衛センターを守ることになった矢野さんの奥さん、そして志村さんの奥さんの二人。ちゅうちょして、口パクだけで切り抜けようとしたのが若手の倉本でした。
他のメンバーは、声を一応出して応えてくれましたが、いまいち元気がありません。
私はすぐにダメ出ししました。
「ダメ、ダメ。そんなんじゃ、ダメだよ。声は腹の底から出して、不安を吹き飛ばすんだ。緊張して声出してても効き目がないぞ。」
「・・・・」
「頭の隅に、この大事な時期に、俺はこんなバカな大声出してていいのか・・・なんて考えたらダメだ。どこかのネジを外して、大声出して自分たちの世界を作っておくのだ。いいかぁ!」
と気合を入れますと、まあ、若手も渋々頷きました。
「よし、じゃ、もっかい行くからね。若手が手抜きするといけないから、俺は倉本の横で声をだすからな。」
と言いつつ、倉本の横に場所を移動しますと、倉本は顔を真っ赤にして
「いえ、所長。やります。やります。きちっとやります。大丈夫です。すみません・・・」
と慌てて返事してくれました。
ここは、先陣を切って、私がその覚悟を見せないと、皆さんなかなかついて来てくれません。私がやれば、皆「あ~、なるほど、あそこまではやっていいんだ・・・」という具合に付いて来てくれます。
で、練習したところ、すぐにいい感じになりました。
そこで、私は、つづいてポイントを取った時に上げる掛け声とポイントを取られた時に掛ける声をそれぞれ練習させたのです。
感動しましました。皆、一生懸命声出しの練習に取り組んでくれました。
そして、10分ほどで、あまり違和感なく、声出しができるようになったのです。
あす、その練習動画をアップします。お楽しみに・・・
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宮崎県出身の転勤族です。好きな食べ物はもち米、お餅、炭水化物が採れますから試合の朝は必ず食べてます。鹿児島県、熊本県、沖縄県、高知県等を転々とし、この3月、島根県松江市に転勤してまいりました。お盆と正月くらいしか宮崎県に戻れないのは残念ですが、松江はなかなか住みやすい落ち着いた町で、とても気に入って言います。
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