ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

吉報(宮崎のママさんバレーボールチームが市の大会で優勝!)

2013年04月21日 23時35分45秒 | メンタル面

夕方、ドライブから戻りますと、宮崎のママさんバレーボールのチームのキャプテンからメールが届きまして、

何と、本日行われた宮崎市の大会で優勝したというのです。
私、本当に嬉しかったのです。

このチームの問題
思えばこのチーム、昨年9月に

「今年、3部リーグから4部に落ち、11月の大会で5部に落ちる可能性があるので、ちょっと見てほしい・・・」
ということで、相談が持ち込まれたチームでした。

それが、7か月後には市の大会で優勝したというのです。
私は自分のことのように嬉しく思いました。

と、言いますのも、このチーム、プレーはそれほど悪くなかったからなのです。
個別に練習させると、例えばワンマン等をやると、かなりのレシーブ力を見せますが、チームで入ると互いが消極的になってしまうのですね。

スパイクもそうです。一人で打つ時には結構いいスパイクを打つのに、チームで入るとぶつかるのを怖がって打たずにチャンスボールを返球してしまうのです。


大人になってからバレーボールを始めたというアタッカーが3人くらいいたりして、素人独特の思い切ったプレーが試合でできず、つまり、譲り合うようなプレーが目立っていたのでした。


問題2
もうひとつの問題は、1、2点取られてしまうと、声が出なくなり、1人、2人とテンションを下げてしまう選手が現れ、そこからチームが崩れ始めるのです。

対応策

私が2月までの6月間で力を入れたのは、結論から言いますと、プレーそのものより、自信を持たせることだったような気がします。これだけやったから負けるはずない・・・という、そういう自信です。

その分、変わった練習をさせたり、ちょっと厳しめの練習も取り入れたりしました。

その中で口を酸っぱくしていったのは、
とにかく、声を出し自分がプレーすることを周りに伝えつつ、思い切って突っ込んで行くプレーをせよということでした。バレーボールの技術的なものではありません。各自が思い切ってプレーするためにどうすればいいのか、持ち前の速い動きを試合の中で出すにはどうすればいいのかということだけをアドバイスしていたのです。

元々個人のプレーにはさほどの問題はないわけですから、選手の動きをうまく組み合わせ、かつ、声を出し、ミスした時は恐れるのではなく、さらにスピードアップして突っ込んで行く、人を突き飛ばしてでも自分がボールに絡むというくらいの気持ちでプレーするよう、言って聞かせると、チームのするバレーが徐々に粘り強くなり、かつ、速くなっていきました。

瞬く間にチーム力はアップし、不安定さは残しつつも、11月の大会では目標だった4部残留を決めましたし、ときどきですが格上のチームにも良い試合をするようになっていきました。

おわりに
さて、本年度はいくぞ~!
という時に、私の転勤が生じたわけですが、宮崎のママさん選手たちは、その後も皆で力を合わせて、頑張り、本日の優勝にこぎつけたのです。
私に試合を見せてやりたかったというメールが来ましたが、ビデオも撮っていないというお粗末さで、まあ、これで返って集中できたのかもしれませんが、ほんとに見てみたかったと残念でなりません。

しかし、まずは、彼女らの頑張りに敬意を表し、心からお祝いを言いたいと思います。
ほんとに、嬉しい出来事でした。



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