はじめに
これまで、しんひろさんの御質問について、お応えするべく、ミスの少ない9人制バレーボールのサーブレシーブフォーメーションについてお話しし、昨日は個人の技術をアップさせるために、良く言われている注意事項を御紹介しました。
で、本日は、もうひとつレシーブ時に行うワンハンドのプレーにおいて、ある実業団の選手に聞いた裏ワザを御紹介してみたいと思います。
肩を入れるワンハンドレシーブ
ワンハンドでレシーブする際、皆さんどうされてますか?
下図を見て下さい。
緑シャツの選手とオレンジシャツの選手がサイドに飛んで来たボールに対して腕を伸ばし、●→●→●という具合にワンハンドでレシーブしています。
両方同じように見えますが、ちょっと違います。
緑シャツの選手は右手を出してボールの半分よりちょっと下に当て、ボールを上方にバウンドさせてレシーブしています。
オレンジシャツの選手は緑シャツ選手と同じように右手を出しますが、手がボールに当たる瞬間にその右腕を前方にクルッと回転させるというのです。
最初は手の内側をボールの軌道に向けておき、ボールに当たる瞬間、右肩を前方に捻り込むようにしながら肘から先を前方に回転させ、手の甲側をボールにヒットさせるような感じでレシーブするのです。
私のレシーブ要領(ワンハンドの出し方)
私は上記図の緑シャツ選手の方法でワンハンドレシーブをしているのです。
で、その実業団の選手がおかしなことをしているように見えたので、聞いてみると、その選手が言うにはボールに逆回転を掛けて、上に上げる確率を高くするというのです。
下図を見て下さい。
ボールが●→○と飛んで来て、腕(肘から先)に当たる様子を断面図として書いて見たものです。
緑と黒の小さな丸が腕の断面(輪切りにした状態)で、緑のほうが手の平側につづく手の内側
黒で表した部分が手の甲に続く手の外側ということになります。
このように○の斜め下部分に腕の腹付近(緑で表示)をヒットさせ、●→○→●という具合にボールを上方に弾き上げるのです。
この方法はこの腕の位置を正確に当てないと、例えば下図のように腕がちょっとでもボールの上のほうに当たってしまうとボールは上に上がりませんし、場合によって床に向かって弾かれていきます。
腕を捻じるワンハンドレシーブの狙い
この腕を回転させるというレシーブ方法は、上記に示した私がしているようなワンハンドレシーブで生じやすい失敗確率を少しでも減らそうという意図の元に行われているとのことでした。
その原理は次のようなものです。
腕は最初白と黒で表示した腕の状態でボールに当たります。
しかし、ここからこの腕を捻って回転させ、オレンジと黒で表示した状態にまで持って行くのです。
すると、腕は激しく打たれたボールの下に潜り込むような感じになりつつ、ボールに逆回転を掛けて、その結果ボールが上に上がりやすくなるというのです。
終わりに
残念ながら、私はまだこの技術に挑戦するに至らず、きちっとした検証もしていないので、聞いた通りの説明しかできないのですが、こういう話でした。
で、机上で考えたところ、確かに腕を前方に捻りますと腕は白黒からオレンジ黒状態へと移動するのですね。前方の斜め下に移動するのです。
このことがですね、ひとつには昨日お話したようにアンダーレシーブ時に肩を入れて腕に角度を付けたと同じようなレシーブ面を作った状態になるのではないかという気がいたします。
また、腕を捻ることで腕はわずかですが前方に移動するわけで、このことが、スパイクボールに力負けしない状態を作り、腕が後方に弾かれるのを防ぎ、その結果失敗率が少なくなるのではないか・・・・等と考えたりもするのです。
しかし、私自身がしっかり検証しておりませんので、詳しいことは分かりません。このようなレシーブをしていた選手がいたということで御理解下さい。
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確かに読んでると理屈は分かりました。
しかも昨日の記事の肩を捻じ込むということにも、通ずるところがありますね。
どちらかだけを練習で意識すると、自然にもう片方もできてるとか・・・。まぁそんなうまくはいかないでしょうけど。
一度試してみます。
サーブレシーブの腕を捻るほうは、一般に言われているレシーブ方法ですから、あれは習得していただきたいと思います。
頑張ってください。
もし、挑戦してみられるようでしたら、その感想もぜひお願いしますね。