ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

セッターをライト向きでプレーさせるとどうなるかについて

2014年07月23日 06時45分43秒 | セッター・トス

はじめに
指導をしたチームのフォーメーションが下図のとおり、前衛ライト(3番のオレンジシャツ)の選手がサーブカットやチャンスボール処理から外れて、Cクイックに入り、これを攻撃の起点としていたのですね。
その際、セッター(緑シャツ2番)は、レフト側を向いてトスアップするのを原則にしていたわけなんです。

そこで、私はこのチームのセッターに、下図のとおりライト側を向いてトスアップしてみないかと持ちかけました。
その場合のメリットについてお話します。

セッターをライト向きでプレーさせる場合のメリット
Cクイックのトスが正確になる
まずは、Cクイックを打つ選手に対して、正面を向いてトスアップすることになりますので、正確なトスアップができ、速いタイミングのCクイックを打たせることができます。
これがまず、一つ目のメリットです。

セッターのツーアタックがやりやすい
次にセッターによるツーアタックですが、右利きのセッターですので、ライト向きでプレーしますとツーアタックが格段にやりやすくなります。
レフト向きでプレーするセッターの場合、左利きのセッターが有利であるというのと同じ、ライト向きでプレーすると右利きのセッターでもツーアタックはやりやすくなるわけです。

レフト側に上げるトスがバックトスになる問題について
レフト側に上げるトスがバックトスになって、やや不利にならないかという問題がありますが、これは、セッターがレフト向きでトスアップするときにライト側に上げるトスがバックトスになるのと同じですので、それほどデメリットになるとは思えません。
前衛レフト(ピンクシャツ1番)が遅めのセミクイックを打ち、中衛レフト(白シャツ4番)が平行を打つということを考えると、この二人のアタッカーは、トスを見てトスに合わせて打ってもらうという修正も若干できますし、平行やセミであれば、練習してより正確なトスを上げるようになることも十分可能です。
少なくとも、バックトスでCクイックのトスを上げる技術があれば克服可能な問題であると考えたわけなんです。

本日ここまでです。次回は、時間差攻撃等のコンビネーションについてお話します。



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