昨日に続いてお話しします。
今日は腕を振り上げ、体を引っ張り上げるようにしていよいよ床から空中に飛び上がっていくときの状態を見てみます。
青シャツからピンクシャツのところです。
その際に使用する筋肉の部位を赤でしましました。
背筋であるとか、腕の力も結構必要だというのが分かります。
バスケットボール選手も非常にジャンプしますが、バレーボール選手との大きな違いは腕を振ってジャンプするかそうでないのかっていう所にあると思います。
バスケットボールの選手はジャンプの際にボールを持っていたり、敵選手のプレッシャーをはねのけつつジャンプするという点で、まず、腕をそのために使用しなければならないからだと思うのですが、あまり腕を振ることなくジャンプしています。
それで、あのジャンプですからね。ほんとにすごいと思います。
しかし、バレーボールのジャンプでは腕振りはとても大切な要素のひとつです。
また、腕を振ったり関節を伸ばしていくタイミングというのも極めて大事です。
例えば、まあ、こんな選手はいませんが、仮に伸ばしていく順番を
ひざ→足首→腰→腕
の順に伸ばしたらどうなるんでしょうか。
ひざと足首伸ばした状態で、体は宙に浮いてしまいます。
そうなってから、背筋を使って前傾していた上体を起こしても、重心は空中に浮いて足も空中に浮いて支点となる部分がない状態にになっていますからなんの力も加わりません。
腰を伸ばして重心が高くなった分だけ、体は上方向に上がらなくなる(重心はきちっと上がっても、上体を上げる動作自体で重心が高くなるため、これと相殺されます。)という状況が生じます。
力を有効に発揮するには、
腕を振り→腰を伸ばし→膝を伸ばし→最後に足首を伸ばすという順序をきちっと守ってジャンプしていく必要があります。
無意識のうちにその動作ができるるようになるまで、感覚の練習も必要かと思います。
それでは、本日ここまでです。
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