次の図をよ~く見比べて下さい。
上側の図は、昨日までに練習しましたダイレクトスパイクです。正面から右側に50cmずらしたトスをダイレクトスパイクするという練習ですね。
下側の図も、昨日のダイレクトスパイク練習のトスアップとスパイクを描きましたが、今度はネット位置を右上から左下に向けて斜めに張っているのです。ダイレクトスパイクの時のネットも薄く書き込んでありますが、そのネットからするとヒッティングポイントである●付近を中心にして時計回りに約60度回転させた方向にネットを張り直したのですね。
それをよく確認してください。
何を言わんとしているかおわかりいただけるでしょうか?
ライトセミを打つコツ
基本的に、ダイレクトスパイクを打つのと同じ要領でライトセミを打とうというのがこの助走なのです。
セッターはネットタッチしないように白シャツの位置から赤いシャツの位置に少し向きを変えて立っていますが、
トスアップが●→●となされる点
●の位置にアタッカーが走り込む位置(ピンクシャツの位置)
アタッカーが助走を開始する位置(グレーのシャツの位置)
スパイク●←●を打つ方向
の位置関係は昨日のダイレクトスパイクとまったく同じなのです。
下の図は、ネットを中心に位置関係を整理しなおしたものですから確認してみてください。
ネットに対して30度の角度で走り込む
このようにアタッカーはネットに対して30度くらいの角度でセミトスのヒッティングポイントに走り込むのです。
このことで、アタッカーはダイレクトスパイクするのとまったく同じ要領で、ほぼ正面からトスアップされるボールを走り込んだ方向にスパイクすることができるのですね。
アタッカー側から見たトスや走り込む角度のイメージ図も一応アップしておきます。この走り込んだ方向にまっすぐ打つことで、かなり打ちやすいはずです。
しかも、このスパイクは、超クロスのライトスパイクなんですね。
さらに鋭角に走り込むスパイクもできる
通常、アタックは45度くらいで走り込むように指導します。
しかし、ボールのとらえ方に不慣れな場合はダイレクトスパイクを練習させて、そこから少しずつ角度をつけた方向から走り込ませるように練習していくのですが、30度くらいでも十分実戦では使えます。
もっと鋭角に走り込んで例えばネットに対して15度とか10度とかの鋭角な角度で走り込むこともできます。
で、実はボールを手に当てるところまでは、このほう(より鋭角に助走したほう)がボールを捕らえやすいのですね。
ただ今度は打った後のボールがネットを越えにくくなるって問題が生じますので、そこのところは、各自、自分の打点と相談しながらということになりますね。
一生懸命トスアップしてくれてるセッターの顔にボールを打ちつけないようにしてくだださいよ。たまにありますので・・・。
ライトセミのクロスをしっかり習得しよう
これが習得できたら、ボールをよく見てボールの左半分を叩き、クロス方向に体を向け、手の振りもクロスのままでストレートにスパイクすることができるのですね。
しかし、慌てず、まずはしっかりクロスを打ってみて下さい。バシッと決まるようになったら、それだけでもかなりの武器になりますよ。
コツはダイレクトをしっかり練習しておくことです。それができればすぐにライトセミは打てますので・・・・。
頑張ってください。
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身長とリーチの長さで打点は、セッターに打付けることは多分ないと思いますが。。。笑
よそのチームで顔面にあたってたセッターがうずくまるシーンを見ました。。。
まるでスローモーションのように超クロスが顔に。。。
どんなことでも、角度を変えて物事をみるって大事ですね!!
ありがとうございます。
そうですね、角度を変えて物事を見るのは大事だと思います。
各県を回っていると、県によってバレーのスタイルが違うのですね。その中で、ほんとにみなさん色々考えてバレーをされています。
いつも、感心しきりです。少しずつご紹介していきますので、よろしくお願いします。