はじめに
昨日は、反発係数のお話をしました。
ボールの当たる対象物が、どのような堅さであり、どのような形をしているかによって、同じボールであってもそのバウンドの仕方に差が生じるというお話をしたわけです。
では、ボールに当てる手の部分を硬くして尖らせておけばいいのだな・・・・ということだと思うわけですが、実は、やはりそれだけではサーブのボールが飛ばないのです。
そこで、今日は人がサーブする時どういうことが起こるかを考えるための、ヒントみたいなところのお話をしてみたいと思います。
サーブの練習をする上で、理解しておくと上達が早いと思いますので・・・・
パチンコ玉の打ち出し装置で考える
箱のふたのような形の物に、下図のように、バネ仕掛けでパチンコ玉を打ち出すことのできる装置を取り付けるのです。
腕部分を手前に引いておき、スイッチ押すとその腕が反時計まわりに回って、○にセットされたパチンコ玉に当たって、○→○の方向にパチンコ玉を打ち出せる装置を準備するわけです。
さてこの装置をですね、床にしっかり設置された鉄の塊の上にかぶせてしっかり固定した状態でパチンコ玉を打ち出すのです。
土台がびくともしない状態ですから、パチンコ球はバネの力で振り回される腕にヒットされ、遠くに飛んでいくと思われます。
で、次にですね。
下図のとおり、この装置をこんにゃくとか、豆腐とか、カンテンとかの軟らかい物の上にかぶせます。
そしてこの状態で同じようにパチンコ玉を打ち出すのです。
どうでしょうかね・・・・。
今度はパチンコ玉を打ち出した瞬間、パチンコの玉の重さによって、パチンコ玉はその場にとどまろうとする力が働いて、それによって、こんにゃくが玉を打ち出す方向と逆方向にユラッと揺れてしまいます。
その結果パチンコ玉が遠くに飛ばないのです。
私が言わんとしていることが、もうお分かりかもですね。
ボールをヒットする腕先の堅さや、形は大事なんですが、インパクトの瞬間体体全体がしっかりしていないとダメだ・・・ってことを言いたいわけなんです。
インパクトの瞬間、体にピッと一瞬力が入るような感じでサーブを打っていただくといいかと思います。
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宮崎県出身の転勤族です。好きな食べ物はウナギのかば焼き。鹿児島県、熊本県、沖縄県、高知県等を転々としてきました。お盆と正月くらいしか宮崎県に戻れなかったのですが、昨年宮崎県に戻って来たのを契機に、宮崎県をはじめ各地で見聞きしたバレーボールの戦術や練習方法等を紹介してみることにしました。
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ボールにきちっと手を当てたい。そしていいスパイクを打ちたい、いいサーブを打ちたい、ブロック上達したい、レシーブ上達したい、とにかくバレーボールで上達したい,ベストを尽くし一発当てたいという方のために、色々な情報交換の場にしたいのです。
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競合チームがひしめく中、一回戦はそこそこの戦力を持ったチームと当りました。
合言葉を『二連覇!!』にしてきた我がチームは緊張を隠せない様子で中でも僕は一際緊張が目立っていたと思います。
僕が言うのもなんですが、ライトからのスパイクはエースにほとんどボールが集まる中で、不意に上がってくると言う感じなのでいつも気を張り巡らせて置かないといけないきついポジションです。
練習の時に簡単に打てたトスの軌道も(失敗しちゃまずい!!)と焦る気持ちからなかなか本来のジャンプが出来ず、エースからも『なおさん、思い切って助走せないかんよ~!! 縮み上がってる!!』と言われる始末でした。
ブロックの方は、減量と下半身筋トレが功を奏してか、余裕のジャンプで抑える事ができました。
なんとか一回戦を勝ち上がり、二回戦は昨年の準優勝チームです。
このチームはエースアタッカーのボールコントロールが抜群でしかも後衛陣のレシーブ力がピカイチのチームです。
昨年もフルセットでデュースの連続で何とか勝利を得たチームでした。
やや、僕自身も緊張がほぐれたのもあって本調子と言えないまでも、スパイクがそこそこ入るようになってきました。しかし、相手が強豪チームと言うのもあって我がチーなので、僕の役割は声を出して、『フェイントくるよ~ 注意ね~!!』とあらかじめ相手を牽制してブロックにひたすら飛びました。
被せるブロックができない僕は、吸い込みが何度かあったのですが吸い込みの処理も練習でいたのもあって、冷静な対処をする事ができました。
あと、なんと言っても後衛陣の素晴らしさでした。
イレギュラーのボールが来てもとにかく最後はエースにどこからでもトスを上げる練習が全てに繋がりました。
カバーも最高だったと思います。
試合結果は、ストレートで1セット目は一桁の点数で抑えれる程の快勝でした。
順調に勝ち上がり、決勝の舞台に去年同様、立つ事ができました!!
女子チームの決勝も終わり、ギャラリーは男子の決勝に釘付けな感じでした。
決勝戦で当るチームは昨年我がチームが初優勝を飾るまでずっと優勝を保持し続けていたスタメン全員がバレーボール経験者と言うレベルが飛びぬけているチームです。
我がチームの監督も昨年の初優勝の際には、『運で勝たせてもらった!!』と言ってしまう程の実力なのです。
試合が始まりました。
咽喉は枯れてしまいましたが、それでも必死に声を出して、『さあ一本。フェイント注意!!フォロー頼むね~!!』と相手がやってきそうな作戦はあらかじめわざと相手に聞こえるように言って、向こうの心理を慌てさせる作戦でした。
5点くらいのリードを保ったまま1セットの終盤でした。
トスの9割9分は全て我がチームのエースに上がっていました。それだけエースは技術、メンタル共に素晴らしく
頼りになる存在です。
そんな中、どうみてもチャンスボールをセッターが僕にトスする雰囲気が伝わってきました。
助走ポジションに入ります。
きれいな見事なトスでした。
不思議と僕も緊張していませんでした。
ジャストミートで球威のあるボールがクロス方向へ向いました。
相手のレシーバーど真ん中で受けられてしまいましたが、飛んでいる最中にチームメート、応援に来てくれた方々が『オ~!!』とどよめいたのが聞き取れる程でした。
後から聞くと、『まさに理想のスパイク!!ボールの1m前位から飛んでものすごいスパイクだったよ~』と褒めて下さいました。
それから以降は僕にトスが上がるチャンスはありませんでしたが、エースは集中するトスを自由自在に操ってスパイクを決めました。
後衛陣がどんなに難しいボールが来ても大きい声で『オケー!!任せろ!!』と前衛陣も安心して見てられました。
1セット目を取り、2セット目。
向こうの勢いは凄まじく、前半はリードしていたもののもつれにもつれ、結局デュースになりました。
サーブが僕に回って来ました。
チームメートからは『なお、とにかく入れろよ~!!』と言われタダでさえ不安定な軌道のソフトバレーボール。
アンダーで無難に入れて行こうかと思いましたが、いつものフローターサーブに変えました。
サーブは入り、ラリーが続きます。
正直これから先はあまり記憶がありません・・・。
こちらがアドバンテージを迎えた時、サーブを打つ前。
『サーブ、必ず入れるからこの一本で決めるぞ!!』とチームに声をかけ、自分へ気合を入れなおしました。
サーブは相手のセンターど真ん中に入ってしまい・・・。
長いラリーが始まりました・・・。
気が付いたらガッツポーズをしながらみんなと抱き合っていました。やりました二連覇!!
一年間忘れる事無く思い続けた念願の二連覇を果たす事ができました・・・。
チームはこの1年で確実にレベルアップしました。
打ち上げの席でもなおが一番成長した!!と言ってくださいました。
しかし、課題はまた浮き彫りにされ、それを埋めていく作業が始まります。
来年の目標はブロックポイントを数多く挙げれる事と、どんなトスでも対応できるスパイクを習得する事です。
磯野様、ここまで来ることができました・・・。
はっきり言えるのはこのブログに出会えなかったら僕は絶対ここまでなれませんでした。
33歳にして生まれて始めて表彰に立たせてもらいトロフィーを握らせて頂きました!!
本当に幸せです。 そして来年更なるレベルアップをして
3連覇を果たします!!
ほんとに、素晴らしいコメント、ありがとう。
また、頑張ってください。応援しています